兵士が見つめるカメラは、実は日本製だった!?

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 中国が、海洋進出のための軍備増強を続けている。先日、遼寧省大連市の造船所で、中国初の国産空母の進水式が執り行われたばかりだが、さらに米科学誌「ポピュラー・メカニクス」によれば、原子力潜水艦4隻を同時に製造可能な潜水艦建造工場を建設中だという。

 しかし、こうした軍事面の躍進に歓喜するネット上の「愛国者」たちに水を差すような画像が出回っている。

 それは、人民解放軍海軍の攻撃型潜水艦、039型潜水艦の内部で撮影され、国営軍事サイト「央広軍事」に掲載されたもの。潜望鏡に装備されたカメラのモニターを兵士が凝視している1枚の写真なのだが、そのカメラというのが、どうやらキヤノンの一眼レフだというのだ。写真からは、ブランドロゴなどは確認されていないが、フォルムは確かにEOSシリーズに似ている。

 039型は、北朝鮮情勢が緊迫化する中、朝鮮半島周辺に派遣され米打撃艦隊の警戒にあたっているとの情報もある。そんな現役艦の、敵を視認する重要装備に日本製品が使用されているという事実に、中国のネット上は素早く反応。中国版Twitter「微博」では、

「愛国であるはずの解放軍が、なぜ国産品を使わないのか?」
「日本と戦うことになっても、日本製を使い続けることになるんだな。皮肉なものだ」
「潜水艦は作れても、まともなカメラすら作れないということか」

などと、日本製採用を批判する書き込みが寄せられた。

 一方では、「艦をハッキングできるような仕掛けがあるかもしれない。危険すぎ!」と、警戒するような声もあった。

 ところが、である。こうした書き込みのほとんどは、現在までに削除されてしまっている。少なくとも5月1日までは確認でき、香港や台湾のメディアもこの話題を伝えていたのだ。さらに「央広軍事」のサイトからも、それまで掲載されていた問題の写真が削除されている。

 これほどまでに素早い対応を見せるということは、やはり重大な軍事機密だったということか!?