【ソウル聯合ニュース】ロッテグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)総括会長が3日、ソウル・蚕室にこのほど全面開業した韓国最高層のロッテワールドタワー(123階建て、高さ555メートル)を訪れた。同グループが伝えた。

 辛氏は午前11時ごろ、妻の重光初子氏と長男の辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)元ロッテホールディングス(HD、本社・東京)副会長を伴って到着。辛氏の案内は東主氏ではなくロッテの秘書室が行った。
 辛氏はまず1階の広報館でロッテワールドタワー全般に関する説明を聞き、同タワーの展望エリア「ソウルスカイ」(117〜123階)に向かった。118階に設置された床がガラス張りの「スカイデッキ」からの眺望を特に喜んだという。
 ロッテワールドタワーを含む「第2ロッテワールド」造成プロジェクトは30年前の1987年、辛氏が蚕室に超高層ビルを建てる目的で敷地を買い入れたことから始まった。
 ロッテグループのある役員は「辛総括会長が1987年に敷地を買い入れ、超高層ビルの建設を決心した時から周囲の激しい反対があったのは事実」と振り返った。その理由について「超高層ビルの建設事業は天文学的な規模の資金がかかる半面、短期間での収益が期待できないため」と説明した。
 しかし、辛氏は「世界最高の何かがあれば外国人観光客を呼ぶことができる」と主張し、グループ内部の反対を押し切った。
 経営権を巡るお家騒動なども影響し、辛氏がロッテワールドタワーの現場を訪れたのは2015年12月1日に103階の工事現場を視察したのが最後だった。
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