【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選(5月9日投開票)を前に、公職選挙法に基づく世論調査結果の公表禁止期間が3日に始まり、各候補は6日後の投票に向け総力戦に入った。前日までに行われた最後の世論調査の結果に注目し、各候補は終盤戦の状況に神経を尖らせている。
 直近の各種世論調査では、進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補が支持率トップを維持する一方、朴槿恵(パク・クネ)政権で与党だった保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補が2位の中道系「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補を猛追し、接戦を繰り広げる展開となっている。
 保守系「正しい政党」の国会議員13人が2日、保守の統合を訴え洪氏の支持を表明した上で離党を発表したことが、保守層の有権者にどのような影響を与えるのか注目が集まっている。13人のうち黄永哲(ファン・ヨンチョル)議員は翻意し、正しい政党への残留を発表した。
 文氏側は、正しい政党から出馬した劉承ミン(ユ・スンミン)候補とは支持層が重なっていないため、影響は少ないと判断したもようだ。ただ、保守陣営が「心理的な」候補一本化を行う可能性には注意を払っている。
 洪氏はこの日、フェイスブックに「2強の構図を形成して数日が過ぎた」と書き込み、文氏と自身が2強状態であると主張。もう少し支持率が上がれば、支持候補を明確にしていない「シャイ保守」が加わり「大逆転する」と自信を見せた。
 安氏側は隠れ支持者の存在に期待を寄せる。投票では合理的中道・保守層が安氏を選ぶとみている。
 正しい政党の劉氏側は、同党議員の集団離党により劉氏に同情と注目が集まり、今回の事態が反転の機会になるとみている。
 1〜2日に行われた、公表される最後の支持率調査結果では、1強の文氏をやや離された洪氏と安氏が接戦しつつ追う展開が維持された。
 世論調査会社のリアルメーターがCBSの依頼を受け、1〜2日に全国の有権者1016人を対象に行った支持率調査によると、文氏の支持率は大統領選候補に確定した直後の調査(4月17日〜18日)より1.4ポイント下落した42.4%だった。
 洪氏は4月中旬より8.4ポイント上昇した18.6%で、同期間に13.7ポイント下落した安氏と同率2位となった。
 革新系の少数党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補は3.1ポイント上がった7.3%、劉氏は1.7ポイント上昇の4.9%だった。
 世論調査会社の韓国ギャラップが1〜2日に全国の有権者1015人を対象に行った支持率調査では、文氏は前週から2ポイント下落の38%、安氏は4ポイント下げた20%を記録し、洪氏が4ポイント上昇の16%と追い上げた。
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