福士蒼汰×戸田恵梨香、注目映画『無限の住人』で木村拓哉と共演

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 三池崇史監督、木村拓哉さん主演で早くから話題の、人気コミックを実写化した『無限の住人』が公開中です。

 不死の剣士・万次(木村)と、親の仇討を果たすために万次を用心棒として雇った少女・凜(杉咲花)との絆を軸に描いたアクションで、その復讐の相手である、剣客集団・逸刀流統主の天津影久(あのつかげひさ)を演じた福士蒼汰さんと、逸刀流の剣客で天津に想いを寄せる乙橘槇絵(おとのたちばなまきえ)を演じた戸田恵梨香さんにお話しを聞きました。

◆自分の役としての正義を貫いた(福士)

――福士さんはヒロインの仇討の相手となる役ですね。

福士:最初は悪役と聞きましたが、原作コミックを読み進めていったら、天津にもちゃんと信条があるんです。天津は天津の道を生きているんだなって。そこの部分を、実写にするにあたっても大事にしないといけないなと。だから悪になろうみたいなことは意識していなくて、天津は自分にとっての正義を貫いているんだと思って演じていきました。

――槇絵も天津と同様、内面的にも複雑な役です。

戸田:そうですね。すごく難しかったです。戦っていたところから、天津を愛して尊敬していたにもかかわらず、やっぱり彼の考え方が違うんじゃないかと違和感を持ち始めるという感情を、1シーンで見せる必要があった。非常に難しかったですね。

◆アクション稽古のしようがなかった(戸田)

――アクションの準備やこだわりは?

福士:クランクインの数カ月前から、アクション監督さんと少しずつアクション稽古をやらせてもらいました。でも武器が武器だったので大変でした。それをいったら、戸田さんはもっとだと思いますけど(笑)。刀というか、剣を使ったアクションを本格的にやるのは初めてだったので、いろいろ勉強させていただきました。

――殺陣にも天津のキャラクターが出ていたかと。

福士:普段、天津は基本的に戦闘態勢じゃないのですが、でも剣をひと度振るうと、急にそこに暴力性が出てくる。そのギャップのようなところが天津にはあるので、そこを見せていければいいなと思いました。天津には暴力的な部分だけでなく、美しさもあるので、立ち居振る舞いや所作にも気を付けました。

――戸田さんは初の本格アクションに挑戦。しかも激しい内容でした。

戸田:特殊な武器で感覚を得るのがすごく難しくて。まず回すことに慣れるのと、それからワイヤーアクションがあったので、ワイヤーで想定できる動きをというのはやってました。

 ただ、たとえば筋トレとかに関してはあまりしてしてません。クランクイン前に堤真一さんと古田新太さんとお仕事をしていて、やっぱり前もって筋トレしたほうがいいんですかねって質問したら、絶対にしないほうがいい、筋トレしちゃうと要らない筋肉もついちゃうからと。その武器を使うことで自然についてくる筋肉に任せたほうがいいって。なるほど〜っと思いました。

◆現場での木村拓哉の印象

――主演の木村さんについてもお聞かせください。共演してみて現場での居方や取り組み方でどんなことを感じましたか?

福士:剣を交えることが多かったので、剣から伝わってくるものが大きかったです。自分が持っている以上の能力を引き出してくださって、本気にさせてくれる。木村さんが本気で来てくださるので、自分も本気で返すことができる。

 特に何も考えずに、頭じゃないところで出来たのが最後の戦いでした。それまでは形というのもやはり意識しながらやっていましたが、最後の万次と戦うところは、形より気持ちで刀を振れた。その体験をしたことによって、今後も自分でそこまで持って行けるようになりたいと思いました。

――戸田さんは木村さんとはドラマ「エンジン」(2005年、フジテレビ系)以来の共演でしたね。

戸田:当時はそれこそ、お兄さんのようにいろんな話を聞いたり、話したりしてくれて。弾き語りもしてくれたりして、楽しませてもらっていました。今回は、木村さんと作品の話もできるようになって、“あ、私って大人になったんだな”と実感出来て嬉しかったです。

 現場では、みなさんも言ってますけど、周りへの気配りがすごいし、その目の配り方が、普通とはちょっと桁が違うんです。それこそカメラワークもすべて把握してらっしゃるし。スタッフ、キャスト、みなさんへの士気の高め方も、すごく分かりやすく「やるぞ〜!」みたいな感じではなくて、木村さん自身から放たれるエネルギーで、自然とみんなの士気が上がっていく。それはすごく実感しました。

――最後にメッセージをお願いします。

福士:アクションも見応えありますし、劇場で体感するのがベストな作品だと思います。

戸田:男性陣がみんなかっこいいですよ!

<TEXT&PHOTO/望月ふみ>
『無限の住人』は4月29日(土)より全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会