寝ている間に歯ぎしりをしていませんか? 何かに夢中になっているとき、無意識に奥歯を噛みしめていませんか? このような噛みしめグセのある人は、肩こりや頭痛持ちさんが多く、ストレッチやマッサージを試しても改善されないことがあります。今回は女性に多いという噛みしめグセについてご紹介します。

噛みしめ症候群って知っている?

この記事を読んでいる今、あなたの上の歯と下の歯はくっついていますか? 通常、上下の歯は食事中以外はくっつくことはありません。上下の歯がくっついて、舌が前歯についている人は嚙みしめグセがあります。舌の側面がギザギザになっている、口を開けると頬の内側に1本線があるのも嚙みしめグセの兆候があります。これらは、上下の歯を噛みしめていることが多いために舌の位置が正しい場所にないことで、舌や頬の内側に歯の痕がついてしまうんですね。このように無意識に歯を噛みしめてしまうことで様々なトラブルが起こる症状を「嚙みしめ症候群」「噛みしめ吞気症候群」といいます。

その頭痛や肩こりは噛みしめによるものかもしれない

歯を噛みしめていることが多いと、顎や側頭部の緊張から頭痛や肩こりが起こります。顎関節症や歯がすり減る、欠けるといった症状が出ることも。歯を噛みしめているときに舌が上あごに押し付けられ、唾液がのどに流れていきますが、この際に空気も一緒に飲み込んでしまい、胃腸に空気が溜まることでゲップやガス溜まりが起こることもあるのです。こめかみがだるい、痛い、顎が疲れる、目が痛いといった症状まで現れることもあります。噛みしめることでエラが張ってきて輪郭が変わることもあるのです。

噛みしめ症候群の原因と対処法は?

噛みしめ症候群の主な原因はストレスから来ています。無意識に緊張して上下の歯を合わせてしまうことが噛みしめにつながっていきます。デスクワークでうつむきがちだったり、頬杖をつくクセがある人も上下の歯が接触しやすく噛みしめグセが起こりやすいようです。まずはストレスを解消できる・緩和できる環境が必要です。次に歯科的措置として特殊なマウスピースを装着する「スプリント療法」があります。歯科医に相談すると作ってもらえます。嚙みしめグセが長期間だった場合は治療にも時間がかかりますが、早い人だと2〜3週間で症状の改善がみられることもあります。意識して上下の歯が合わないようにする、耳の上の部分をマッサージするなど自分でもできることはありますよ。

無意識に歯を噛みしめてしまうくらい、一生懸命に頑張っている自分をほめてあげてください。でも体に無理がかかっているのは間違いありませんから、心身ともに緊張がほぐれるように心がけてみましょう。


writer:しゃけごはん