発着回数“ゼロ”の恒春空港、国際チャーター便を試験運航へ/台湾

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(屏東 3日 中央社)2014年9月以降、航空機の発着が行われていなかった南部・屏東県の恒春空港で、航空路線が復活する見通しであることが分かった。潘孟安県長が2日、県議会で明らかにした。行政院(内閣)は国際チャーター便の2年間の試験運航に原則的に同意しているという。潘県長は、東南アジアや南アジア諸国との関係強化を目指す「新南向政策」において同空港が最良の起点になればと期待を示した。

同空港は近隣のリゾート地、墾丁の観光発展を目指し、2004年1月に開港。当初は航空会社3社によって台北とを結ぶ路線が運航され、初年の利用者は2万3000人に上った。だが、運賃の高さが敬遠されたほか、強風が吹きやすい土地柄のため欠航が相次ぎ、2社が赤字のため路線を廃止。現在はユニー(立栄)航空のみが週2往復を存続させているものの、2014年9月以降運航されたことはなく、事実上の廃止になっている。

潘県長はこれまで路線復活を推進しており、最終的に交通部(交通省)民用航空局から予算を確保し、専門家に評価を委託。昨年末に提出された報告書での提案を基に、行政院は国際チャーター便の試験運航に同意したという。交通部による設備などの確認が終われば、就航は可能になる見通しだと潘県長は説明した。

(郭シセン/編集:名切千絵)