ドル買いの材料はいかに、5月3日のドル円為替相場

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 ムニューシン米財務長官の超長期債に対する前向き発言からドル買いは活発となり、昨日は1ドル112円を突破した。5月2日21:30(すべて日本時間)ごろに高値の1ドル112円30銭をつけたが、その後は伸び悩み5:30・8:00ごろには共に112円を割り込んだ。FOMC、雇用統計の発表が目前に迫るなか、ドル円が大きく変動するのはここから先になる。その他の気になる材料を整理してみよう。

 まずは朝鮮半島問題。手詰まり感が強いトランプ政権だが、プーチン大統領との直接電話協議がなされたようだ。内容について詳しくは明かされていないが、シリア情勢に対する協調について話し合われたらしい。おそらくは北朝鮮への対応についても話題は及んでいるだろう。3:40ごろにニュースが流れ、地政学リスクが薄まってきている。ただし、5月9日に韓国の大統領選挙を控えており、何らかの動きも警戒されている。

 さらにドル買いの大きな材料となる可能性があるのが、オバマケア代替法案(ヘルスケア修正法案)の可決である。アメリカ下院での過半数に達する見込みがでてきた。共和党237名の下院議員のうち賛成は215名、反対が22名。過半数まであと1名となっているという。

 本日のアメリカではどのような動きがあるだろうか。

●20:00 MBA住宅ローン申請件数の発表●21:15 ADP雇用統計の発表●22:45 サービス業PMI確定値の発表●23:00 ISM非製造業景況指数の発表●23:30 EIA週間在庫統計の発表

 そして日付が変わり5月4日●3:00 FOMC政策金利の発表

 注目される発表が続くことになる。

 前回ポジティブサプライズのあったADP雇用統計は事前予想が+17.5万人、前回が+26.3万人となっている。同様に注目されるADP非製造業景況指数は事前予想が55.8ポイント、前回が55.2ポイントだ。そして最も高い関心が寄せられるのがFOMCとなるが、こちらの発表のなかで最も注目すべきは6月の利上げ可能性だろう。

 この中でサプライズを起こすものが出てくるのか楽しみである。