2日、新華社によると、四川省の幼稚園が実施したアンケートで、約6割の保護者が子どもに「いじめられたらやり返せ」と教えていることが明らかになった。

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2017年5月2日、新華社によると、四川省の幼稚園が実施したアンケートで、約6割の保護者が子どもに「いじめられたらやり返せ」と教えていることが明らかになった。

四川省楽山市では近ごろ、5歳になる幼稚園児の息子を持つ女性の悩みから「幼稚園で子どもがいじめられたらどうするか」の議論が起こった。女性によると、息子が幼稚園で滑り台の順番をめぐって他の子からたたかれた際、息子を迎えに来ていた祖父が「やり返せ。やり返さなきゃまたいじめられるぞ」と叫んだという。女性は「この話を聞いて一瞬驚いたが、おじいちゃんの話にも一理あると思うようになった」と語っている。

このエピソードがネットに出回ると、多くの親が「やり返すべき」との考えを示し、「弱虫にならないよう武道をやらせるべき」という意見まで飛び出した。

ネットの議論を見た同市啓明星幼稚園の園長が先日、園児の保護者を対象にアンケート調査を実施したところ、寄せられた35件のうち約60%が「やられたらやり返す(ように教える)」と回答。「やり返さず、今後その子と遊ばないようにする」が25%で、「どうしたらいいか分からない」が15%という結果になった。

園長は「幼稚園児くらいの子が友達と小競り合いを起こすのは至って普通のこと。保護者が心配する必要はなく、ましてや保護者間の『戦争』にエスカレートさせてはいけない。まずは理由を聞いてから、対応を決めるべき」と訴えている。(翻訳・編集/川尻)