雫井脩介「検察側の罪人」
(文春文庫刊)が原作

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 木村拓哉が、原田眞人監督がメガホンをとる「検察側の罪人」に主演し、「嵐」の二宮和也と映画では初共演を果たすことが明らかになった。

 これまで交わることがなかった2人が、ついに銀幕で相まみえる。木村は「原田監督作品に参加出来る事に、とても興奮しています。二宮、他キャストの皆さんと撮影現場を思い切り楽しみたいと思います」とコメントを寄せ、7月のクランクインを待ちきれない様子。一方の二宮は、「どうにかなってしまいそうな気持ちを努めて冷静に、また客観的に見ているという状態です。原田監督の論法に、そして木村さんの全てに身を委ねてきます。行ってきます」と並々ならぬ意欲をみなぎらせていることからも、いかに木村との共演を待ち望んでいたかがうかがえる。

 「検察側の罪人」は、雫井脩介氏(「犯人に告ぐ」など)が2013年に発表した小説が原作。東京地検刑事部に配属された若手検事・沖野啓一郎(二宮)は、有能で人望も厚いエリート検事・最上毅(木村)と同じ部署になったことを喜び、持ち前の正義感を熱く燃やして仕事に励むが、ある殺人事件をめぐり考え方がすれ違っていく--。最上は時効が成立した過去の事件で被疑者となった松倉重生を執念で追い詰めていくが、沖野は最上の捜査に次第に疑問を持ち始め、ついに互いの正義を賭した戦いへと発展していく。

 原田監督は、同作を「2人の検事がそれぞれの正義を追い求める葛藤に、アメリカン・ハードボイルドの味わいがあるし、脇役にもゾクッとくるグッド・バッド・ガイがいる。コーエン兄弟の『ノー・カントリー』とか『ミラーズ・クロッシング』にも通じる」と評している。そして、「その世界観にぴったりはまるのは木村拓哉だと思った。僕は出番は少なかったけど『2046』の木村さんが好きでね。いつか一緒にフィルム・ノアールをやりたいと思っていた。二宮くんは『硫黄島からの手紙』以来、ずっと狙っていた。特に犯罪映画というイメージはなかったけど、今回の若手検事・沖野は彼のために書かれたような役。声がいいし。だから原作はずっとふたりのイメージで読んだ」と語るほどに、2人のタッグが実現したことを喜んでいる。

 木村と二宮に対し「クセのある脇役をずらっと並べて2人にぶつける」ことを、原田監督は見せ場のひとつに挙げており、共演陣の顔ぶれにも大きな期待と注目が集まる。撮影は、7〜8月に行われる予定だ。

 「検察側の罪人」は、2018年に全国で公開。