ゴールデンウィークも中盤に差し掛かりました。「ああ、どこかに行きたい!」と思っている堅実女子に朗報です!元祖・鉄子こと、鉄道フォトライターの矢野直美さんが、女性向けのオススメ鉄旅を教えてくださいました。今回は、その日の気分でふらりと行けちゃう、ローカル線のオススメをご紹介します。

オススメその1:インスタ映えもする!?銚子電鉄(千葉県)

「関東近郊で気軽に旅気分を味わえるのが千葉県の銚子電鉄。自転車と同じくらいのスピードでゆっくりごとごと走る列車は、車内から眺めるのんびりとしたローカル風景と相まって、心が和みます。
海岸沿いの町を走る電車ですが、車内から海を望むのはほんの一瞬だけ。けれど途中下車すると、そこは港町。潮風を感じますし、海へも歩いて行けます。日本有数の漁港を有する土地柄、魚介類の味は折り紙付き。特にサバの美味しさは感動の一言。レトロ感いっぱいの電車に加え、【中ノ町駅】や【外川駅】などフォトジェニックなポイントもいっぱいなので、カメラ旅も楽しめますよ」

レトロな雰囲気がたまらない!

銚子電鉄
http://www.choshi-dentetsu.jp/

オススメその2:トロッコ列車で渓谷を楽しむ、嵯峨野観光鉄道

「オープンエアの空間やワイドビューの窓を持つトロッコ列車から渓谷美を楽しめるのが、京都に位置する嵯峨野観光鉄道です。保津川の渓谷を駆け抜けていく鉄道旅は、吹き渡る風も、川と緑の香りも、まさに気分爽快。これからの季節、たまらなく気持ちの良い旅の時間をすごせます。
途中下車して嵯峨野の竹林を散策すると、風が竹林を揺らす清らかな音に心が落ち着きます。沿線には縁結びの神さまで知られる【野宮神社】があり、そのたたずまいは源氏物語で雅やかに描写されている通りの美しさです。往路を鉄道旅して、復路は船で“保津川下り”をするというのも楽しいです」

新緑と渓谷の美しさを堪能できる!

嵯峨野観光鉄道
https://www.sagano-kanko.co.jp/

オススメその3:日本酒好きはGO!JR東日本『越乃Shu*Kura』

「新潟には全国でも珍しい「酒」をコンセプトにした観光列車『越乃Shu*Kura』が走っています。地酒王国の名の通り、列車内のサービスカウンターでは厳選された新潟県内の地酒の“利き酒コーナー”が設置され、地元の食材にこだわったおつまみも販売されています。

さらにこちらの列車の魅力は美しい海岸線を走ること。風光明媚な日本海の車窓を存分に楽しめるよう、車内デザインが工夫され、窓も大きくなっています。途中駅の【青海川駅】は日本海に一番近い駅として知られ、晴天時はまさに別世界の美しさ。『越乃Shu*Kura』はこの青海川駅で停車時間が設けられているため、潮風に吹かれながら一面の青の世界を堪能できます」

日本海がこんなに近くに!

『越乃Shu*Kura』
http://www.jrniigata.co.jp/koshinoshukura/index.html

フォトライター・矢野直美さん

(教えてくれた人/矢野直美さん)

文筆・写真家。国内外を旅しながら写真を撮り、文章をつづる「フォトライター」。鉄道旅をこよなく愛することから「鉄子」の愛称でも呼ばれる。 各紙にフォトエッセイの連載を持ち、さまざまなメディアに登場。現在発売中の国鉄民営化30周年記念トリビュート・アルバム『JNRtoJR』では、「人あかりの路」の作詞にも挑戦。