仏パリ市内のタクシー(2016年1月28日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランス・パリ(Paris)の美術商がタクシーのトランクに150万ユーロ(約1億8000万円)相当の絵画を置き忘れたが、後日、このタクシーのドライバーが作品を持ち主に返した。警察が2日、明らかにした。

 この美術商は4日、コレクターに会いに行くためにタクシーに乗ったが、絵画をタクシーに置き忘れてしまった。乗車した車両を突き止めることができず、6日に盗難届けを出していたという。警察は、美術商の身元を明らかにしていない。

 当局関係者によると、「タクシーは見つかり、ドライバー自らが絵画を返した」という。届け出のあった作品は、イタリア人美術作家ルチオ・フォンタナ(Lucio Fontana、1899〜1968)が多数制作した「Concetto Spaziale(空間概念)」シリーズの一作で、推定150万ユーロの価値があるとされる。

 同シリーズでフォンタナは、実際の空間を作り出すためにキャンバス切り裂き、穴をあけるという手法を用いた。フォンタナについて、英ロンドン(London)にあるテート(Tate)美術館のウェブサイトは、空間主義運動の創始者として知られると説明している。
【翻訳編集】AFPBB News