1日、韓国の大統領選投票日まで1週間余りとなり候補者らの遊説が熱を帯びる中、候補者自身やその周辺から対抗勢力を攻撃する「汚い言葉」が次々飛び出し、有権者らのひんしゅくを買っている。写真は韓国大統領府。

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2017年5月1日、韓国の大統領選投票日まで1週間余りとなり候補者らの遊説が熱を帯びる中、候補者自身やその周辺から対抗勢力を攻撃する「汚い言葉」が次々飛び出し、有権者らのひんしゅくを買っている。

候補者の中で目下最も大きな非難を浴びているのが保守系の自由韓国党の候補・洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏だ。4月30日、ある世論調査機関を指して「泥棒野郎」との言葉のほか放送禁止用語を放った後、「私が政権を取ったら(機関を)なくしてやると言ったら、最近、突然(支持率を)上げてくれた」と追及した。これを批判する側も負けていない。対抗候補である文在寅(ムン・ジェイン)陣営は洪候補の発言を「やくざ政党の後継らしい反民主的暴言」との表現で批判、正義党の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補は「ありとあらゆる猟奇的な発言と行動をするから(洪候補は)嫌いだ。話も聞きたくない」と批判した。

この日、地方大学で遊説を行った文候補からも過激発言が出ている。文氏は、選挙戦が本格化する中で共産主義のレッテル貼りをする勢力のせいで「騒がしい」と指摘、「もう国民は(レッテル貼りに)だまされないぞ、やつらめ」と述べた。また、文氏に先立ち発言した同陣営幹部からは「極右・保守勢力は完全に壊滅させねばならない」との強い表現が飛び出した。

韓国のネットユーザーはこれにさまざまなコメントを寄せているが、支持率調査でトップを守る文候補の人気を反映してか、暴言を繰り返す洪候補への批判の声が多い。中でも「洪準杓は謝罪して出馬を辞退すべき」「洪準杓は礼儀がなってない」「洪準杓は韓国のトランプ氏だね」「完全にクズ。こんな人が大統領選候補かと思うと恥ずかしい」といった声が多数の共感を得た。

また、「守旧派を壊滅させるべきというのは当たっている」「文候補の暴言は洪候補と比べたらすずめの涙程度じゃないか」などと文候補を擁護するコメントや、「時代は変わった。国民が賢くなることが問題への答えだ」「有権者は暴言を吐かれるよりうそをつかれる方が嫌だ」との意見もあった。(翻訳・編集/吉金)