速報:噂のクラムシェル型、Surface Laptop発表。4色のカラバリと人工皮革張りキーボードを採用


マイクロソフトが開催中の教育機関向けイベントより。Surfaceの開発を統括するパノス・パナイ氏が登壇し、噂されていたSurfaceのノートPC新モデルを発表しました。名称は直前に出てきた噂どおりの『Surface Laptop』です。


米国での発売は6月15日から、予約開始は5月2日、即日となります。価格はCore i5/RAM 4GB/SSD 128GBの999ドルから(構成ごとの価格は後述します)。
OSには同日発表されたWindows 10 Sを搭載します。これはWindowsストアアプリのみが使用可能な構成ですが、米国では2017年内は無償でWin10 Proにアップグレードできるサービスも提供。さらにOffice 365 Personalの1年間使用権も付属します。

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注目のディスプレイ仕様は大きさ13.5インチ、アスペクト比はシリーズ伝統の3:2。解像度は2256×1504と、Surface Pro 3と4の中間(Pro 3寄り)です。
さらにマイクロソフト側は、「ラップトップでのタッチ対応液晶パネルとしては最薄を実現した」とアピールします。なお、Surfaceペンは別売りです。




本体重量は約1.252kgで、サイズは308.1×223.27×14.48mm(幅×奥行き×厚さ)。

なお、Core i5/i7版のSurface Pro 4+タイプカバーが1.081kg(本体786g+タイプカバー295g)、292.1×201.4×13.3(8.4+4.9)mmで、画面サイズは12.3インチ。
Surface Bookは1.516〜1.647kg、312×232.1×22.8mmで、画面は13.5インチ。

サイズは画面サイズがほぼ同じSurface Bookに近いものの、重量はSurface Pro 4+タイプカバーとBookの中間といった印象。ライバル機と比べてもまずまず軽量と呼べそうです。





本体カラーはプラチナ、バーガンディ(赤系)、コバルトブルー(青系)、グラファイトゴールドの4色。ただし現状ではCore i5/RAM 8GB/256GB SSDモデル(1299ドル)のみで、他はプラチナだけ。ここは注意が必要な点です。
また構成ごとの価格は、これまで紹介したCore i5の2モデルに加え、Core i7/RAM 8GB/256GB SSDモデルが1599ドル、RAMとSSDが増量されたCore i7/RAM 16GB/512GB SSDモデルが2199ドルとなります。

Pro 4ではタイプカバーによるカラーバリエーションを揃えていたものの、一応はカバーでの色変え。対して本機は底面や天面など、本体カラーがまるごと違います。この価格帯のクラムシェル型PCで4色も用意するのはかなり珍しい構成です。

またキーボード面には、人工皮革『アルカンターラ』を採用。これはPro 4の『Signature タイプカバー』で採用された、柔らかな手触りを備えた素材です。


もう一つの特徴は、バッテリー駆動時間が動画再生状態で公称14.5時間と、重量に対して長めな点。これはマザーボードの小型化によりバッテリーの容積を増した点などによって実現したもの。


このバッテリー駆動時間と、さらに全般的な速度面に関しては、恒例のMacBookシリーズとの比較も。とくに総合的な性能ではMacBook Airの50%高速とアピールします。


また、内蔵スピーカーに関しても、ドルビーラボラトリーズとの提携により強化していると謳います。


基本性能としては、CPUには第7世代Core i5/i7を搭載(i7はIris Plusグラフィックス 640を採用するタイプ)。RAM(メインメモリ)は構成により4/8/16GB(個人的には4GBが残っているのが残念なところ)。

ストレージは128/256/512GB。プレゼンではPCIe接続である点もアピールされています。Windows Hello対応はPro 4と同じく、顔認証カメラを搭載します。

ある意味で注意が必要な点が拡張端子。クラムシェル型ノートPCとしてはUSBが少なく、3.0(タイプA)×1基のみ。他にはミニDisplayPortとオーディオ入出力(ヘッドセット)、そして電源入力兼用のSurface Connect端子(ドッキングステーションなどを接続可能)しかありません。つまりSurface Pro 4と同じ構成です。



このようにSurface Laptopは、蓋を開けてみれば重量と画面サイズ、バッテリー駆動時間のバランスに優れる仕上がりと言える、SurfaceシリーズらしいノートPCと呼べる仕様のモデルでした。

一方で、初期導入OSがWindows 10 Sである点(Proへの無償アップグレードは付きますが)や、USBタイプC端子の非採用、そもそもクラムシェル型としてはUSB端子の絶対数が少ない点など、弱点も散見されます。
カラーバリエーションが最も売れそうな構成とはいえ、i5/8GB/256GB版に制限されるのもこれに入りそうなところ。

ただし、このような注意点はあるものの、1.25kg前後のノートPCでありながら、他には見られない13.5インチ/アスペクト比3:2の画面を備える点や、Surfaceシリーズのエッセンスをちりばめた本体デザインなど、他にない魅力があるのも確か。

日本国内でも人気モデルとなる可能性は十二分にあるだけに、(今回は)早期の投入と、内外価格差の薄い価格設定を望みたいものです(そして日本ではまだ出てないSurface Studioもよろしくお願いします)。