『黒薔薇アリス』公開稽古より

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女優の入来茉里さんが、水城せとなさんの人気コミックが原作の舞台『黒薔薇アリス』(5月12日〜上演)にヒロイン・アリス/アニエスカ役で出演。2日には公開稽古取材が行われ、その後の記者会見にも主演の石黒英雄さんらとともに登壇した。

1908年、ウィーン。友人の婚約者・アニエスカに恋心を抱くテノール歌手・ディミトリ(石黒英雄)は、事故に遭い奇跡的に命をとりとめたが、ヴァンパイア(吸血樹)となってしまう。 不意に得た力でアニエスカ(入来茉里)を手に入れようとする ディミトリだったが、婚約者に純潔を誓うアニエスカは自らの胸をナイフで刺してしまう。だが吸血樹の力によって、アニエスカは肉体のみが残る。

そして100年後の東京。事故に遭った高校教師・菊川梓の前にディミトリが現れた。梓は自分の命と引き換えに一緒にいた教え子の命を助けるように頼む。ディミトリに差し出された梓の魂が、100年間眠り続けていたアニエスカの身体の中に放たれ、アリスとして再生した。アリスはディミトリが住む洋館で暮らすことになるが、その洋館にはディミトリを含め4人の吸血樹が。“吸血樹の繁殖”への協力を求められたアリスは、アプローチしてくる4人からじっくり相手を選ぶことになる…。

この作品にあたっての意気込みを問われた入来さんは、「観に来てくださった女性の方に、アリスを通して『私だったらこの人かな』というドキドキ感を一緒に味わってもらえればいいなと思っています」と話す。

演出のキムラ真氏からは、吸血樹役の男性キャストたちに「入来さん演じるアリスを本気でオトしにいこう」というアドバイスがあったとのことで、「みなさんがどうやってアリスをオトしに来てくれるのかとても楽しみです」と入来さんは微笑んだ。

それを受けて、記者会見では男性キャストたちに「(アリスでなく)入来さん自身を本気でオトすとしたら…」という質問もあったが、「食べ物ですかね」(杉江大志)、「焼酎から攻めるかな、鹿児島出身なので」(石黒)など、体育会系のキャラクターもあってか宝石などよりまず食べ物、お酒という声が相次ぎ、苦笑いする入来さんだった。

最後に入来さんは「女の子にとって恋愛ってきれいになれる素だったりとか、せつないときもあるけど、誰かを愛するということは素敵なことなので、観に来ていただいたお客様に楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを送った。

なお記者会見には、このほか、秋元龍太朗さん、柏木佑介さん、野嵜豊さんも登壇した。

舞台『黒薔薇アリス』は5月12日(金)〜21日(日)、東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。

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