イタリア北部レッコ近郊で行われた会合に出席した、オンライン百科事典「ウィキペディア」の創設者ジミー・ウェールズ氏(2016年6月24日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】トルコのイスタンブール(Istanbul)市当局は2日、オンライン百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」の創設者ジミー・ウェールズ(Jimmy Wales)氏の国際会議への招待を取りやめると発表した。トルコ政府がウィキペディアへのアクセスを遮断したことを受けての措置とみられる。

 トルコでは先月29日、通信当局の行政命令により全土でウィキペディアへのアクセスが遮断され、現在も同サイトにアクセスすることができない。

 トルコ国営メディアによれば、ウィキペディアが、テロを助長する内容および、政府が複数のテロ組織と協力していると非難する内容に対する、複数回の削除要請に対応しなかったために今回の措置が取られたという。

 イスタンブール市当局は以前、今月15〜18日に行われる予定の大規模な国際会議「ワールド・シティーズ・エキスポ(World Cities Expo)」にウェールズ氏を招待していたが、短い声明を2日に発表し、同氏が「招待者リストから外された」ことを明らかにした。またウェールズ氏にも市当局の決定は伝えられているとしたが、招待取りやめの具体的な理由は明らかにしなかった。

 ウェールズ氏はトルコ政府によるウィキペディアへのアクセス禁止措置について先月29日、ツイッター(Twitter)に「情報へのアクセスは基本的人権の一つだ。トルコの人々よ、私はこの権利のために闘うあなた方を常に支持する」と投稿していた。
【翻訳編集】AFPBB News