都会の喧騒から離れて癒されるスポットに行きたい!と、読者さんオススメの根津神社へ(根津神社)

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Twitterを主としたSNSでの動画投稿で人気を集める、残念なイケメンモデル、もりすけこと森祐介さん。前回登場してくれたウォーカープラスでのインタビューの際には、福岡から上京したばかりということで、文化的、味わいがある、フォトジェニックといったキーワードのもと、もりすけさんに行ってほしい東京のスポットを読者さんから募集した(ご協力してくれた皆様、本当にありがとうございました)。教えてもらった中から、迷ったあげく、今回はつつじが見ごろを迎える、春の「谷根千エリア」を訪問することに…。

【写真を見る】根津神社で清々しい朝の散策を満喫

■ 下町情緒あふれる「谷根千」

「谷根千」とは、文京区から台東区一帯の、谷中・根津・千駄木エリアの総称。お寺や神社、歴史的なスポット、そしてにぎやかな商店街や昔ながらの店が点在し、下町情緒が残る味わい深い街並みが特徴だ。

■ 厄除けや縁結びのご利益も。文豪も愛した「根津神社」で朝散歩

晴天に恵まれたこの日、まずはその土地の神様にご挨拶を、ということで、読者さんからのオススメでもある「根津神社」を訪れた。

東京メトロ千代田線根津駅から5分ほどの場所にある「根津神社」は、今から1900年余の昔、日本武尊が千駄木に創祀したと伝えられる古社。

江戸時代五代将軍・徳川綱吉が世継が定まった際に現在の社殿を奉建し、千駄木の旧社地から遷座。国家安泰の御祈願を修められるなど、古来御神威高い名社である。本来、厄除けの神社として有名だが、大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られていることから縁結びのご利益を求めて訪れる人も多い。

広い境内には、国指定重文の荘厳な社殿、文豪の愛した根津権現があり、春には3000株ものつつじが花開くなど見どころいっぱい。散策スポットとしても老若男女幅広く親しまれる、まさに地域の憩いの場なのだ。

「朝に神社をお参りするって、清々しい気分になりますね!」ともりすけさん。緑豊かな境内は、厳かな雰囲気と春の穏やかな空気が相まって、散策するだけで心が洗われるよう!

【もりすけ心の声】今日の天気といい、心が洗われるような神社の雰囲気といい、こんなきれいなものに触れてしまっては、普段下ネタやパンイチで動画を撮っている僕の下衆な作風が変わってしまうのではないかと心配です…。

■ 引いたおみくじの“肝心の内容”とは…!?

まず向かったのは、メインとなる社殿。正門である唐門から入り、国指定重文の拝殿へ。社殿は、拝殿の奥に幣殿、本殿が続く、総漆塗りの華麗な権現造建築で、江戸の神社建築としては最大の規模を誇る。

参拝を終え、授与所でおみくじを引くことに。もりすけさんが引いたのは『末吉』。若干へこむ本人の目の前で、見事に『大吉』を引くマネージャーさん。「いやいや、おみくじは書いてある内容が大事なんですよ!」ともっともそうなことを言うもりすけさんのおみくじの“肝心の内容”には『転居、早めに』とのお言葉が。「あの、僕、引っ越したばかりなんですけど…」。さすが、残念に恵まれた男。求めてもいないのに、朝からよくできたオチを決めてくる…。

【もりすけ心の声】これ、記事的には大吉を引いて満面の笑みを浮かべる僕の画像を挿し込むのが定石かなとか思いマネージャーにおみくじを交換してもらいたかったんですが、ねつ造はNGと言われ断念…自分の心の汚さを痛感しました。…ん?「残念に恵まれた男」ってうれしくないわ!笑

■ 連なる鳥居がフォトジェニック!「千本鳥居参道」

気を取り直して向かったのが「千本鳥居参道」。乙女稲荷に通じる登りの参道で、信心の方々が奉納した鳥居がトンネルのように並び、圧倒的な景観を作り出す。参道を抜けると、池を見下ろす舞台造りの「乙女稲荷」が現れる。

連なる朱い鳥居と新緑のコントラストがフォトジェニック。そんな情緒豊かな景色を楽しみつつ、もりすけさんは中腰になって鳥居をくぐっていく…。

背の高い人は、周囲の景色に気を取られて、うっかり頭をぶつけることなどないよう、くれぐれも注意してほしい。

「この参道は、本当に美しいですね。でも僕、くぐっていて、ちょっとさびしい気持ちになっちゃいました」。…なぜ!?「鳥居の幅が、ちょうど二人で通れる幅で、向こうに外人さんが二人、手をつないでいて。女の子でも少ししゃがみながら二人でこうやってくぐりながら仲睦まじい様を見せるんです。でも僕は一人で、中腰でひたすら歩いている……」。

「鳥居の隙間から緑の景色が見えて、これからの時期はつつじも美しいですよね。なので、ここは、カップルで訪れたらもっと素敵な場所に思えるんじゃないかなって。だから次は、女の子と来たいです!」。鳥居をくぐりながら、そんなことを考えていたとは…。「はい、僕のような人は、鳥居をくぐりながらこの素敵な雰囲気を楽しみながらも、少し孤独も感じるわけですよ。で、くぐり抜けたところに、乙女稲荷神社が現れて、そこでお祈りをするんです。…実によくできていると思います」。

なるほど…。とはいえ、きちんとお参りしたいときやしみじみ情緒を味わいたいときには、むしろ一人の方が都合がよいことも。そこは時と場合によって使い分けたいところである。ともあれ、担当としては、もりすけさんに良き縁が訪れるといいねと、なんとなく気に留めておこうと思う。

【もりすけ心の声】カップルが手を繋いでこの高さの鳥居をくぐるとエンターテイメント性がありますけど、男ひとりが中腰でくぐる姿はまさに居酒屋の暖簾。いつまで経っても仕事終わりの一杯にありつけないエターナルロンリネス暖簾地獄。イチャこいてるカップルを見ると、片方が地方に転勤になればいいのにと思うばかりなので自分はイチャつかないですが、誰かと来たいなぁ。

ちなみに、鳥居の入り口がいくつかあるが、どこから入りどこに抜けるのが正しいのか、諸説あったので尋ねてみると、「特にどちらからということはございません。お好きなところからどうぞ」とのこと。しいて言えば、つつじ苑付近の入り口から「乙女稲荷」そして「駒込稲荷」を参拝するのがよいようだ。

■ 3000株のつつじなど、見どころいっぱい

その他にも、正面右側の随身は水戸光圀公がモデルと伝えられる国指定重文の「楼門」、夏目漱石、森鴎外らが腰掛けて想を練ったと言われる「文豪憩いの石」など、歴史のあるスポットが点在。

ふと見ると、その昔、森鴎外らが腰掛をけて想を練ったと言われる「文豪憩いの石」に、現代では森祐介が腰掛けてネタの想を練っていた。

また、約100種3000株が咲き誇る「つつじ苑」も4月下旬〜が見ごろ。

境内地となる以前、徳川綱重が屋敷の庭につつじを植えたことに始まるこの庭では、花期となる4月中旬頃から「文京つつじまつり」を開催。花を愛でながら甘酒茶屋や露店も楽しめて、境内はにぎやかな雰囲気に。なお、お祭りの時期は大勢の人が訪れるので、記念撮影をする際も互いを思いやる気持ちを大切に、この清々しく厳かな風景を楽しんでほしい。

散策を満喫し、清らかな心になり、カップルで再訪することを固く誓ったもりすけさんが次に向かったのは、神社から歩いて5分の場所にある「根津のたいやき」。こちらも読者さんのオススメ店だ。

■ あんこ大好きのもりすけさん。超人気「根津のたいやき」へGO

この「根津のたいやき」は、人形町のたいやき店「柳屋」の根津支店として1957年にオープン。その後暖簾分けとなり2000年より「根津のたいやき」として現在のスタイルとなった。名物のたいやきを求めて、10時30分の開店から店は客足が途絶えず、14時過ぎ(早いときには昼過ぎ)には完売するという、言わずと知れた超人気店である。

この日は確実にゲットするため、開店の少し前に並んで待つことに。店内からもれる、甘くて香ばしいたいやきの香りに期待が高まる…。「いや〜これはほんと楽しみ!なんせ僕は、仕事中、疲れた時はあんパンや羊羹などの甘いあんこ食べているので、このたいやきは早く食べたいですね!」と話しているうちに、10時30分になりお店がオープン!香ばしく焼かれたアツアツのたいやき(1個170円)を無事ゲット。

「うまっ!おいしぃ〜!!!」と至福の笑み。「皮が薄くてパリパリと香ばしい!この餡も、くどさがなくて、ちょうどいい甘さ。これを食べたら、ちょっとほかが食べられなくなるかも!? これは並ぶ甲斐があります。実家の親にも食べさせてあげたいなぁ…」。

■ パリッと美味い薄皮たいやきは、1個ずつ高温で素早く焼き上げる

パリッとした皮が特徴の同店のたいやきは、1個1個、個別の型で丁寧に焼く「一丁焼き」。店主の林さんが、全9個の型を、焼き台の上で軽快に操りながら、香ばしく焼き上げていく。餡職人だった初代が「磯部せんべい」に餡をのせて食べたらおいしいのではと考え、このような薄皮たいやきになったそう。また、餡は、北海道は道央(石狩・空知・後志)産の小豆を使用。十勝産の小豆だと、この味にはならないという。

■ 最後のお楽しみは「しっぽの部分」、これは商品化希望!

「しっぽの部分、ここ絶対おいしいところ!しっぽの先まであんこがしっかり入ってて、この皮のパリパリ具合とあんこのバランスが絶妙!! この部分、ぜひ商品化してほしいですね!」

【もりすけ心の声】このしっぽの部分、本当に美味しいから しっぽの部分だけ残してネットで売ったら絶対売れると思うんだよな…。

「しっぽの部分は、最後のお楽しみという人も多いですよ。うちのたいやきは、この型で1匹1匹焼いていく“天然モノ”。これを使って、強火で短時間でパリッと焼き上げるんです。持ってみるかい?」ときれいに磨かれた型(その重さ1個3kg!)を、特別に持たせてもらった。

「こんなに重い型を、あんなにリズミカルに操るなんて…!それに、皮が薄いのに、飛び出ずきれいにあんこが包まれている。さすがの職人技です!」

【もりすけ心の声】僕そもそもあんこが好きなんですよね。会社での勤務中とかモナカとかあんパン食べてるんですよ。なんで好きかっていうと“あんこ”っていう音の響きですかね。

「森さん、弟子入りさせてもらいましょうか…」とマネージャーさん。残念なイケメンのおいしいたいやき店が誕生する日も近い…!?

次は、もりすけさんがとっても気になっていて行きたかったという、強すぎる個性を持つスイーツのお店へ。(続く)