2日、韓国メディアによると、収賄などの罪で起訴され拘置所に収監中の韓国の朴槿恵前大統領についてこのほど健康異常説がささやかれたが、これが朴被告支持者を扇動するための偽ニュースであったことが分かった。写真は大統領在任中の朴槿恵被告。

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2017年5月2日、韓国・アジア経済などによると、収賄などの罪で起訴され拘置所に収監中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領についてこのほど健康異常説がささやかれたが、これが朴被告支持者を扇動するための偽ニュースであったことが分かった。

報道によると、朴被告は現在、毎日配給される食事の半分ほどを常に摂取しており、健康状態も良好で一般の受刑者と同じように毎日30〜40分ほどの運動もしているという。また、朴被告の代理人を務める柳栄夏(ユ・ヨンハ)弁護士が、平日はほぼ毎日、1日2〜3時間ほど朴被告に接見し、弁護士の接見がない週末は、朴被告は本を読むなどして1人で過ごしていると伝えられた。

韓国の矯正施設を管理する法務部所属の機関・矯正本部は、朴被告支持者が所属するいわゆる「親朴団体」内部のSNSで根拠のない虚偽の情報が発信されたことをきっかけに、朴被告の健康異常説が広がったものとみている。

問題は保守系の大統領候補が、これら偽ニュースを拡大し再生産しているという点だ。自由韓国党の大統領候補・洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏は4月30日、ソウルでの遊説で「朴前大統領が今、刑務所で非常に健康状態が悪い」とし、「拘束執行を停止して病院に移さなければならないのに、そうしないのは大統領選挙のためだ。検察が文在寅(ムン・ジェイン)共に民主党候補の顔色を見ている」と批判した。

また、朴前大統領擁護派により先月結党されたセヌリ党の大統領候補・趙源震(チョ・ウォンジン)議員は4月28日、地方遊説で「朴槿恵前大統領は食べ物をほとんど召し上がらず、準絶食状態で命が危うい状況」と述べていた。

この報道に対し、韓国のネットユーザーからは「親朴槿恵団体は本当にどうしようもないな」「こんな集団、もううんざり」「矯正本部はこの団体を処分せよ」など、親朴槿恵団体への批判の声が多く寄せられた。

また、「偽ニュースを選挙演説に利用するなんて本当にひどい」「偽ニュースを大統領候補が遊説で流布するのは罪じゃないのか?。偽ニュース取り締まりを強化せよ。選挙管理委員会や検察は一体何をしているのだ」など、偽ニュースの内容を遊説で述べていた大統領候補への批判の声もあった。(翻訳・編集/三田)