2日、ソウルの日本大使館と釜山の日本総領事館付近に「強制徴用労働者像」を設置する動きがあることについて、韓国外交部が「望ましくない」との立場を示した。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はソウルの日本大使館。

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2017年5月2日、韓国・聯合ニュースによると、ソウルの日本大使館と釜山の日本総領事館付近に「強制徴用労働者像」を設置する動きがあることについて、韓国外交部が「望ましくない」との立場を明らかにした。

韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は同日の定例会見で、「外交公館付近に造形物を設置することは外交公館の保護に関する国際儀礼や慣行の面で望ましくない」と述べた。これはソウルと釜山の日本公館付近に設置された慰安婦を象徴する少女像に対する韓国政府の立場と同一である。韓国政府はこれまで「少女像の位置が望ましくない」とし、適切な場所へ移す必要があるとの立場を示してきた。

強制徴用労働者像に対する外交部の立場は公館付近への造形物設置についての原則的な立場を再確認したものだが、15年末の慰安婦合意が破棄される危機にあるなど日韓間の歴史問題が解決していない状況であるため、韓国世論の支持を得ることは難しいとみられている。

これに先立ち、外交部当局者も強制徴用労働者像の設置について同一の立場を示し、「日本が外交チャンネルを通じて懸念を伝えてきた」と明らかにしていた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「自国民を優先してほしい。一体どこの国の外交部?」「ここは韓国。労働者像が嫌なら日本公館を移動させるべき」「もう少しの辛抱。新しい大統領になったら設置できる」「いくら日本との関係が重要で、これ以上刺激を与えたくないとしても、外交部報道官が公の場でそのような発言をするとはあきれる」など外交部の立場に反対する声が多く寄せられている。

一方で、「なぜわざわざ日本領事館の前に設置して両国間の対立をあおろうとするのか」「大使館の前はやめよう。他の解決法を探すべき。毎日のように大統領府や日本大使館の前でデモをするのは愚か」との意見もみられた。(翻訳・編集/堂本)