東京・ラフォーレミュージアム原宿で開催 (C)本郷あきよし・東映アニメーション

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 「デジモン」シリーズのテレビアニメ第1弾作品「デジモンアドベンチャー」の企画展「デジモンアドベンチャー THE REAL WORLD」の内覧会が5月2日、東京・ラフォーレミュージアム原宿で行われた。キャラクター原案の渡辺けんじが手がけた貴重なデザイン画の展示、最終回に登場する路面電車に実際に乗れるブースなど、ファン心理をくすぐるアイデアが随所に盛り込まれている。

 1999〜2000年3月まで放送されたアニメ「デジモンアドベンチャー」は、異世界のデジタルワールドに突如放り出された八神太一ら「選ばれし子どもたち」の冒険物語。子どもたちの成長やデジモンとの友情をドラマチックに描いた。

 本展覧会は、場内を6つのエリアに分けて、作品の魅力に迫っていく。入場するなり目を引くのは、巨大なデジヴァイス。そのモニターにはアグモンの進化映像が映し出され、一気に作品世界への没入感が高まる。本展は「作品の時系列」を意識して構成しており、担当者は「デジヴァイスは象徴的なアイテムなので最初に設置した」と解説する。続く第1ブース「クワガーモンコーナー」は、クワガーモンや太一と写真を撮れるフォトスポット。ここにも「主人公たちがデジタルワールドに迷い込み、最初に会うのがクワガーモンなので」という意図があり、太一らが作中で辿った道のりとシンクロさせている。

 ゲームコーナーも充実しており、「エテモンコーナー」は、プレイヤーがエテモンにボールを投げて攻撃。担当者は「エテモンは悪い奴。憎らしいくらいに悪い奴(笑)。そんなエテモンにボールを投げることでストレス解消してもらえたら。ファン心理をくすぐるネタです」と語る。続く「ピノッキモンコーナー」は、プレイヤーが隠れているタケルを探すゲームで、「来場者に遊んでもらうため、趣向を凝らした」という。

 「今のデジモンファンは20〜30代なので、展示物だけでなく、資料を見たいのでは」という思いから生まれたのが、第4ブース「ゲンナイ展示コーナー」。歴代の液晶玩具、200点以上のアニメーション設定資料が壁中に並び、その最大の目玉となるのが、キャラクター原案・渡辺のデザイン画だ。

 後半ブースは、作品への没入感をさらに高める企画が続く。「ヴァンデモン城コーナー」では、カード型のボタンを押すと、ファンならば誰しも胸熱くなる名場面が映し出される。そして最終ブースで、いよいよパートナーデジモンとの別れのシーンに登場した路面電車がお目見え。電車内に入って記念写真を撮ることもできる。物語のクライマックスが体感できる粋な演出だが、そこには「ファンは作品の世界に入りたいかなと。今の大人が『ドラゴンボール』の悟空、『ONE PIECE』のルフィになりたかったように、子どもたちは作品世界に入ることを想像しているのではないかと思った。それを叶えてあげたかった」という思いが込められている。

 「デジモンアドベンチャー THE REAL WORLD」は5月3〜14日にラフォーレミュージアム原宿で開催。