資料写真

写真拡大 (全2枚)

(台北 2日 中央社)輔仁大学(新北市)で今年2月28日、構内に設置されていた蒋介石像が破壊された騒ぎで、同大学は先月30日、銅像は撤去した上で、現在修復を進めており、修復後は別の場所に移転する方針を明らかにした。

同大学によると、4月に会議を開き、蒋介石像を撤去するか否かについて検討したところ、蒋介石と蒋経国の両元総統を記念する両蒋文化園区(桃園市大渓区)に移設することが決まった。

銅像を破壊したのは同大学の学生を含む男女4人で、国民党による権威主義体制の象徴とされる蒋介石の銅像が設置されていることに不満を抱いたことから破壊に及んだとみられている。同大学は、学生らの考えは尊重するが、いかなる破壊行為も許されないとの声明を発表。告訴は見送っている。

1947年に起きた二・二八事件70周年の節目となった今年、台湾では蒋介石像の破壊が相次いでいる。

【二・二八事件】国民党政権による統治に不満を抱いた市民が台北で抗議デモを起こし、台湾全土に騒乱が拡大。政府はこれに対し、大規模な武力弾圧を行い、多くの台湾人が犠牲となった。

(許秩維/編集:楊千慧)