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説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「このアプリケーションにはiOS ○が必要です」の回避策は?』という質問に答えます。

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アプリをダウンロードしようとしたとき、「このアプリケーションにはiOS ○が必要です」というダイアログが現れ、先に進めなくなることがあります。原因は単純で、そのアプリが動作に必要なiOSのバージョンを指定しているためです。

ほとんどのiOSアプリは、iOSに含まれるプログラム(関数)を呼び出す形で機能を果たします。そのプログラムは機能の種類ごとに「フレームワーク」(APIもほぼ同義語として用いられます)としてまとめられ、iOSの機能を下支えしています。iOSに新機能が追加されることは、フレームワークに変更がくわえられること、つまり過去のiOSのフレームワークと機能差が生じることを意味します。

たとえば、iOS 9では存在しなかった機能がiOS 10で○○○フレームワークに追加され、その機能を利用したアプリがあるとしましょう。iOS 9のフレームワークにはない機能ですから、そのアプリはiOS 9では動作しないことになります。

多くのiOSアプリ開発者は、次のバージョンのiOSの上で既存のアプリが期待どおりに動作する保証はないことから、開発者向けに先立って公開される情報をもとに、次期iOS向けアプリの動作確認を進めます。Appleもアプリを最新のiOSに対応させるべく、iOSのメジャーバージョンアップが実施される秋から数ヶ月後(例年のパターンでいえば2月頃)には、最新のiOSに対応しないアプリは審査を通過しなくなります。

「このアプリケーションにはiOS ○が必要です」を回避する方法ですが、上述した理由によりiOSを最新バージョンにアップデートするしかありません。利用しているiPhoneがダイアログに書かれたiOSに対応していない場合は、残念ながらそのアプリの利用を諦めるか、iPhoneの買い替えを検討することになります。

(海上忍)