4月19日のイベントに登場した吉田沙保里と笑福亭鶴瓶

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 昨年度の入場者数が1,460万人を記録し、またも年間入場者数の過去最高記録を更新したユニバーサル・スタジオ・ジャパン。チケットを値上げしてもなお、好調を続ける秘訣とは?

 2014年に「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」をオープンし、その後も「進撃の巨人」「エヴァンゲリオン」など日本が誇る人気コンテンツとコラボした「ユニバーサル・クールジャパン」や、AKB48による常駐ライブなど、枠にとらわれない攻めの姿勢で人気を集めてきたUSJ。4月21日には人気キャラクター・ミニオンの新エリア「ミニオン・パーク」がスタートしたばかりだ。

 パークを運営する株式会社ユー・エス・ジェイのマーケティング部プロダクト&イベントマーケティング部長、黒川浩延さんは好調の理由について、「基本的に消費者起点、ゲスト起点で物事を考えてイベントを作っていきたいと思って、普段から取り組んでいます。徹底的に消費者調査を行ってゲストの方たちが何を求めているのかを考えた上で、ゲストの満足を超えるようなイベントを継続して作っているところが成功の要因ではないでしょうか」と分析する。

 一方で課題もあるという。「当然、幅広くアピールしていきたいと思っていますが、その中でもどこに伸ばす余地があるかと考えたときに、家族層というところが一番伸ばす余地があるのではないかと考えております」と黒川さん。パークにはすでにハローキティなどの人気キャラクターたちが住む街をコンセプトにしたファミリーエリア「ユニバーサル・ワンダーランド」があるが、新たに「ミニオン・パーク」をオープンすることで「よりファミリー層強化を図っていきたい」と考える。

 15周年を迎えた昨年は「やり過ぎ」をテーマにさまざまなイベントを打ち出してきたUSJ。2017年はそれをさらに超える「やり過ぎ限界突破」をテーマに掲げており、黒川さんも「昨年度以上に、いろいろなエンターテインメントを積極的に展開していきたい」といい、年間入場者数の目標についても「具体的な数字は言えませんが、過去6年間継続して、毎年昨年を超える形で過去最高の数字を達成していますので、今年度に関しましても前年を超えるような数字を目指していきたい」と意気込む。

 ここ何年か続く入場料の値上げについては「価格のところはどこの会社さんにおいても重要な戦略の部分でありますが、われわれとしてもゲストの方に満足してもらえなければビジネスは続いていきませんから、そういうことを踏まえた上で慎重にどういう形が良いのか判断していければ」と語った。

 今夏には「ONE PIECE」「ドラゴンボール」「銀魂」「ジョジョの奇妙な冒険」のアトラクションやショーが登場する「ユニバーサル・ジャンプ・サマー」が開催されるほか、2020年に控えた東京オリンピック前を目途に任天堂のキャラクターとその世界観をテーマにしたエリア「SUPER NINTENDO WORLD」もオープン予定で、これからもUSJから目が離せそうにない。(編集部・中山雄一朗)