ポール・バーホーベン監督 Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic

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 第74回ゴールデングローブ賞で最優秀主演女優賞と最優秀外国語映画賞を受賞した「エル ELLE」で、華々しいカムバックを果たした巨匠ポール・バーホーベン監督が、新作「Blessed Virgin(原題)」の撮影に間もなく入ることが明らかになった。

 米ハリウッド・レポーターによれば、物語は17世紀イタリアに実在した修道女ベネデッタ・カルリーニの波瀾万丈な生涯を描くもの。歴史学者ジュディス・C・ブラウン氏のノンフィクション小説「ルネサンス修道女物語―聖と性のミクロストリア」を原作に、バーホーベン監督の長年のコラボレーターとして知られるジェラルド・ソエトマンが脚色を手がける。

 題材となるカルリーニは、数々の奇跡体験を通して神聖視され、若くして聖母修道会女子大修道院長にまで上り詰めた人物。だが後に、仲間の修道女とみだらな行為に及んでいたことが発覚したのがきっかけで宗教裁判にかけられ、有罪判決を受けた彼女は、35年間の獄中生活の末、哀れな死を遂げた。

 製作にあたるのは、バーホーベン監督とは「エル ELLE」に続き2度目のタッグとなるサイード・ベン・サイード。同作の出演者ビルジニー・エフィラが、主人公のベネデッタ役を演じる。代表作「氷の微笑」をはじめ、物議をかもす映画の数々で知られるバーホーベンが、性と宗教というショッキングなテーマに挑むだけに、またしても論議を巻き起こす作品になりそうだ。

 「エル ELLE」は8月公開。