実物のアインシュタインと、演じるジェフリー・ラッシュ
 - (c)General Photographic Agency(slash)Getty Images(左)(c)National Geographic(slash)Dusan Martincek(右)

写真拡大

 1921年にノーベル物理学賞を受賞し、「20世紀最大の物理学者」と称される偉人アルベルト・アインシュタインの人物像に迫る海外ドラマ「ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン」(5月9日放送スタート)で、オスカー俳優ジェフリー・ラッシュが演じるアインシュタインのビジュアルが公開となった。実在の天才数学者を描いた映画『ビューティフル・マインド』でアカデミー賞監督賞を受賞したロン・ハワードが、本作で海外ドラマ初の監督を務めている。

 物語は、厳格な父親や学校の無理解に苦しんだ青年期、世界的な名声を確立したのちナチスの台頭に危機感を募らせファシズムに抗った中年期、二つの時代が併行しながら展開する。ハワード監督いわく「この番組はアインシュタインの秀才さよりも、彼の人間臭さを暴いている」。「彼が天才と言われるまでに至ったのか。気にならないか? 何か少しでもタイミングが違ったら、天才と称されず異常者としてレッテルを貼られていた可能性もあったんだからね」とどのような視点で歴史的偉人の人物像を切り取ったのか、意図を説明している。

 トレードマークであるボサボサの髪に口髭をたくわえ、中年期のアインシュタインにふんするのはアカデミー賞主演男優賞に輝いた『シャイン』をはじめ『ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方』など、その変幻自在の演技力で度々実在の人物に変身してきたジェフリー・ラッシュ。アインシュタインを「まとめていえばアインシュタインは地に足の着いた、かなりエキセントリックな男だ」と捉え、役づくりのためにリサーチする中で発見した「自分の靴が見つからないときは妻のサンダル靴をはいていた」「会議に遅刻しそうだったアインシュタインは、上半身はスーツでビシッと決めたのに下半身はパジャマのまま出席した」といったエキセントリックな人柄を示すエピソードの数々に面食らったという。

 そうした天才と奇人は紙一重な側面に加え、実はかなりの恋愛体質だったというアインシュタインの自由奔放な恋愛遍歴や妻たちとの確執を描いたラブストーリーも見もの。2番目の妻エルサ役を『奇跡の海』『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』などの名女優エミリー・ワトソン、青年期のアインシュタインを海外ドラマ「恋愛後遺症」や映画『アクトレス 〜女たちの舞台〜』などのジョニー・フリンが演じる。

 本作は全10話の構成で世界171の国と地域で放送される予定。(編集部・石井百合子)

「ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン」は5月9日より毎週火曜夜9時ほか、ナショナル ジオグラフィックにて放送