激しい乱気流で機内騒然(出典:http://metro.co.uk)

写真拡大

乱気流は時に、周辺に雲がない晴天状態でも起こることがある。このほどそのような澄んだ大気の状態で飛行中だったアエロフロート・ロシア航空のボーイング777が、約40分の激しい乱気流に巻き込まれた。機内で多数の重軽傷者を出したことが英『Metro』など複数メディアが伝えている。

5月1日、ロシアのモスクワからタイのバンコクに向けて飛行していたアエロフロート・ロシア航空SU270便ボーイング777が、バンコクに着陸する約40分前に乱気流に巻き込まれた。

ほとんどの乗客は着陸に向けてのシートベルトを着用していなかったとされており、シートベルト着用の機内アナウンスも間に合わなかったようだ。突然の乱気流で313名の乗客のうち約27名が投げ飛ばされ、数名は脊髄損傷などの重傷を負った。

乗客の1人であるEvgenia Zibrovaさんはこの時の様子を動画に収め、「着陸の1時間ほど前に乱気流に巻き込まれ、機内後方部の人たちは鼻の骨を折ったり、数人は脊髄骨折をしたようです。アザができた赤ちゃんや意識を失った人もいます。でも幸運にも私たちは生きています。アエロフロート航空、どうか負傷した人たちを助けてあげてください」というメッセージとともにSNSに投稿した。

Evgenia Zibrovaさんが述べたように、『Channel NewsAsia』ではロシア人乗客24名とタイ国籍を持つ乗客3名が負傷していると報じており、うち3人の幼い子供が母親の腕から投げ飛ばされて重傷とのことだ。

タイにあるロシア領事館のブラディミル・ソノフ(Vladimir Sosnov)副領事は「負傷したロシア人と外国籍の乗客はシートベルトを装着しておらず、多発性骨折を起こしているようだ」と発表した。

英『Metro』が伝えたところによると、負傷した19名の乗客は着陸後に病院へ搬送され、うち2名は緊急手術を受けたという。その他の乗客は機内で手当てを受けたようだ。

突然の乱気流により激しく揺れた機内で乗客らは約40分間、言いようのない恐怖を感じたに違いない。空中に投げ飛ばされた乗客らが今後トラウマに苦しむ可能性もあるということだが、現在は病院で治療を受けている乗客らの容体が気遣われるところだ。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)