現在の中国自動車市場は世界最大の規模であり、一般の中国人消費者も自家用車を所有するようになっている。街では中国車をはじめ日本や韓国、さらには欧米メーカーの様々な車を見ることができる。中国で販売されている自動車メーカーのなかでも、特に日系車は多くの中国人消費者に支持されている。(イメージ写真提供:123RF)

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 現在の中国自動車市場は世界最大の規模であり、一般の中国人消費者も自家用車を所有するようになっている。街では中国車をはじめ日本や韓国、さらには欧米メーカーの様々な車を見ることができる。中国で販売されている自動車メーカーのなかでも、特に日系車は多くの中国人消費者に支持されている。

 中国メディアの今日頭条は29日、日本の自動車産業は米国に比べて歴史が浅いものの、今では日本の自動車産業は米国を超える競争力を持つと伝え、「日本はどうやって米国を追い抜いたのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、自動車は欧州で誕生した乗り物であるが、米国人のヘンリー・フォードが「誰もが買うことのできる大衆車」を確立したゆえに、ヘンリー・フォードこそが自動車を発明した人物だと思っている消費者もいるほどだと紹介した。

 日本で初めて国産自動車が生産されたのは1907年のことだったが、1910年から米国で自動車の大量生産が始まると、米国は世界の自動車産業を牽引する存在となっていったが、日本はいかにして米国と肩を並べ、米国を追い抜いたのだろうか。記事は、日本の自動車工業の発展に寄与した3つの好機として「朝鮮戦争、国内需要の拡大、石油危機」を挙げた。

 続けて、1970年代にあった2回の石油危機が「日本車の燃費性能の向上と、低燃費な日本車の輸出台数拡大につながった」と指摘、石油危機を背景に資源が少ない日本は低燃費の車の開発を優先的に行ってきたと紹介。石油危機というピンチを逆手に取り、燃費の優れた車を開発してきたことで、米国車から世界中でシェアを奪ったと指摘した。

 また、「コンパクト、使い勝手が良い、低燃費」という日本車の強みは今や世界の消費者に支持されていると指摘し、原油という資源が非常に安くならない限り、日本車の燃費性能という強みは失われることはないとし、「日本の自動車産業は米国を圧倒し続ける」可能性を指摘した。

 中国でも多くの消費者が車を所有するようになったとはいえ、中国人の所得水準を考えれば決して安い買い物ではない。だが、メンツを大事にする中国人からすれば、日系車は見栄えと使い勝手が良く、そのうえ低燃費で、乗っていてもメンツが潰れることがない存在だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)