海上自衛隊の最大級の護衛艦「いずも」が1日、米海軍の補給艦と千葉県の房総半島の沖合で合流し、米補給艦の防護任務を開始した。中国の各大手メディアが取り上げ、ネットでも数多くの反応が見られている。資料写真。

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海上自衛隊の最大級の護衛艦「いずも」が1日、米海軍の補給艦と千葉県の房総半島の沖合で合流し、米補給艦の防護任務を開始した。中国の各大手メディアが取り上げ、ネットでも数多くの反応が見られている。

米艦防護は、去年3月に施行された安全保障関連法で可能となった任務で、今回が初めての実施。「いずも」は四国沖の太平洋で米補給艦と別れ、東南アジアなどを訪れる長期航行に向かうとみられている。今回の米艦防護任務は北朝鮮をけん制する狙いがあると思われ、北朝鮮をめぐっては、今月29日まで海上自衛隊の護衛艦と米軍の空母カールビンソンとの共同訓練が行われ、日米の連携が強化される。

「いずも」の米艦防護に関して中国メディアでは「『専守防衛』を破る行為」との声が日本で出ていることを取り上げる報道もあり、日本の動向に注視している。

ネットでは「北朝鮮情勢において日本は混乱を招く存在でしかない」「日本は理性を失っている。このままでは滅亡にどんどん近づいてしまう」「朝鮮半島での戦争は日本の帝国主義復活の契機ともなる。本当に戦争が起きたら日本は最大の受益者になるだろう」と日本の行動に警戒する声が少なくない。

さらに、「『いずも』は日本にとって帝国主義時代の栄光であってはいけない。戦争に負け軍国主義が日本人を含むアジアの人びとに大きな痛みを負わせた教訓とすべき存在」「日本は敗戦の雪辱を晴らそうとしているが、過去の侵略によってどれだけの国や人々が苦しんだのか忘れているのだろうか」と日本に自制を求める声も聞かれた。

このほか、「どの国だって自国の利益を第一に考えている。他国の考えなど二の次だ。これは国家として正常な考えであり、政治は永遠に暗黒なのだ。この世に神聖な国は存在すると思うか?。中国国内だって、皆自分の生活が良くなることだけを考えている」と冷静に分析する意見も寄せられた。(翻訳・編集/内山)