木村佳乃の茨城弁が全力すぎる!魅力の開花の裏にあの人の存在?

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 NHK連続テレビ小説「ひよっこ」がスタートして1カ月。ドラマの舞台になった茨城県の独特な方言の言い回しなど、何かと話題が続いている。

 そこで私が注目したのは主人公・谷田部みね子(有村架純)の母親、美代子を演じる木村佳乃だ。最近では女優、妻、母だけではなく、バラエティタレントの才能も開花させた木村。すべての“顔”に全力で向き合っているように見える、彼女の魅力について考えてみた。

◆底なしの愛されキャラとコッテコテの茨城弁

 木村佳乃は昨年「ボクのヤバい妻」(関西テレビ)でお嬢様でもありながら、セレブ妻という役を演じていた。元々、品のある人だ。金持ちの役どころにはなんの違和感もなかった。

 ところが今回は一転、農家の嫁役。いつもツルツルとしたおでこを全開にしながら、もんぺ姿にスッピン、少し焼けた肌で農作業にいそしむ母・美代子を茨城弁全開で演じている。

 毎回朝ドラでは舞台になる土地の方言を俳優が使うと、初回近辺の放送ではぎこちなさが散見される。ところが木村に至っては初回放送から、セレブ妻役と同じくなんの違和感もない。まるで、この人は本当に茨城出身で昔から方言を使っているのではないかと思ってしまうほど。

 中でも第11話の放送で、東京に出稼ぎに出たまま行方不明になってしまった夫を探しに上京、警察で泣きながら話した方言が話題になった。

警察官「茨城ねえ……“いばらぎけん”、“奥いばらぎ村”かあ……“いばらぎ”も多いね、出稼ぎが」

美代子「“いばらき”です! “いばらぎ”じゃなくて“いばらき”です。谷田部実といいます。私は……私は出稼ぎ労働者を一人探してくれと頼んでいるんではありません。ちゃんと名前があります。茨城の奥茨城村で生まれて育った谷田部実という人間を探してくださいとお願いしています。ちゃんと、ちゃんと名前があります。(省略)」

 先日出演した「あさイチ(NHK総合)」のプレミアムトークでも、感情を込めて話す茨城弁は難しかったと本人。そんな様子はまったく感じさせなかった。むしろひとりの茨城県民に見えたのは、私だけではなかったはず。

◆元祖Mr.ストイック・東山の影響?

 一線級の女優として活躍しながら、最近ではバラエティ番組での活躍ぶりが目立つ。「イッテQ(日本テレビ系列)」ではイモトアヤコばりの眉毛面を披露し、まさかの女相撲にパイ投げ、さらにスライダーにも挑戦。必要以上に体を張りまくっている。その勇姿に女優の片鱗は一切見られず、41歳の中年女芸人のプライドすら感じられた。

 テレビを通して伝わってくるのは、彼女が何に対しても真剣で、全力投球であること。何も危険度の高い新境地に挑むことはないのだ。だって彼女は女優であり、あの東山紀之の妻。無理をしなくても、リアルセレブでいられるんだから。

 それでも第一子妊娠中に見ていた「イッテQ」に感銘して自ら出演を志願。そしてその背中を「やるなら全力でやれ」と押したのが夫の東山だという。

 東山=ヒガシといえば、あのジャニーズ事務所の総本山のような存在。星の数ほどのジュニアたちを見て、たくさんのアドバイスをして成長させてきた。プロデュース力に関しては相当なものだろう。そのヒガシが妻に選んだのが、木村佳乃。

 2010年の結婚当時、まだ木村は現在のようなギャグの才を発揮していなかった。本人も隠していたことを認めているが、“女優の牙城”を決して崩すことはなかった。

 当時、私も所属事務所のホームページを見ていて「この人はどこに行きたいんだろう? このままだと、よくある番手が下がってそれでもプライドだけは一線級、みたいな女優になるのでは」と、思ったことを記憶している。