フランス首都パリで行われたメーデーのデモ行進で、炎に覆われた保安機動隊員ら(2017年5月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランスの首都パリ(Paris)で1日、メーデー(May Day)に合わせて行われた労働組合のデモ行進が、暴動に発展した。一方、決選投票を6日後に控えた仏大統領選挙では、トップを走るエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)候補が極右候補のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏を非難。同国が抱える分断が浮き彫りになっている。

 労働組合の活動家ら数万人が参加したパリのデモ行進では、火炎瓶を投げる覆面姿の若者らに機動隊が催涙ガスで応酬する衝突があり、警官6人が負傷した。

 AFPのカメラマンは、機動隊の警官1人が炎に包まれる様子を撮影した。マティアス・フェクル(Matthias Fekl)内相は暴力行為を非難するとともに、警官1人が手に、別の警官1人が顔にそれぞれ重いやけどを負ったと説明。ただ、写真の警官がどちらなのかは明らかにしていない。

 ルペン候補はツイッター(Twitter)投稿でデモ現場での衝突に言及し、「このような混乱を(中略)これ以上、われわれの通りで目にしたくない」と批判。さらに、マクロン氏が体現する「金融、傲慢、そして金が王様となる世界」を拒否するよう有権者に呼び掛けた。

 一方、マクロン候補は数千人の支持者を前に演説し、7日の決選投票で有権者に選ばれれば「自由な民主主義」を守ると熱弁をふるった。
【翻訳編集】AFPBB News