Yogiboのラップトップトレイ「Traybo」

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 2014年11月に日本に初上陸した「快適で動けなくなる魔法のソファ」「人をダメにするソファ」として一世を風靡したビーズクッション。そんなユニークな商品がアメリカで大人気の家具ブランド「Yogibo(ヨギボー)」が、今年に入り東京の渋谷や新宿をはじめ日本全国に展開し始めている。

 Yogiboは無印良品から発売されている「体にフィットするソファ」やニトリの「ビーズクッション」などが競合で、インターネット上では「無印良品vs.Yogibo」を扱った記事が多数みられる。そこで今回は、現在躍進を続けているYogiboの、仕事をする時にも使えるラップトップトレイ「Traybo(トレイボー)」について紹介しよう。

●快適に仕事ができるTraybo

 Trayboは、電気製品に優しい竹製のトレイ部分の下にビーズクッションが付いているラップトップトレイである。価格は5,980円(税抜)で、十分にその価値があるといえる商品だ。

 安定感のあるビーズクッションが腿の形にフィットし、電子機器にも強く、手触りもいい竹製のトレイが快適に仕事をさせてくれる“持ち運び可能デスク”だ。付属品になっている竹製のストッパーや、体と対面する竹のトレイの部分が緩いカーブになって、体にフィットするようにつくられているところに、製作者のこだわりを感じる。クッションの部分はソファのように沈む触感とは違い、ビーズクッションと低反発枕を足して二で割ったような感覚。膝の上に乗せると太腿の形にしっくりはまり、長時間使っていても疲れない。

 机と向かい合いたくない時に、たまには場所を変えてソファやベッドに座って膝の上で仕事がしたい、そのままパソコンを乗せると膝が熱く、痛くなってしまうし、ほかにクッション等で代用しようとしても安定感がない、という不満をすべて解消した商品といえる。

 また、パソコンを使う時だけでなく、日記やスケジュールなどちょっとしたものを書く時も使える。机に向かうほどではないし、ベッドで書きたいと思った時などにTrayboを使えば、安定した場所をどこにでも持ち運びすることができる。

●自社の強みを見事に生かす

 ネット上では、Yogiboは少し高いけれど品質は抜群といった評価が多いようだ。実際、今回紹介したラップトップトレイも、竹という素材から、体に合わせたカーブ、クッションの柔らかさなど、細かいところにまで製作者の心遣いが現れていた。

 Yogiboは自社の高品質なクッションという強みを利用し、今回膝の上でパソコンを使いたい時に感じる「膝が熱い&痛い」「安定感がない」という不満を見事解消している。顧客の気付いていない小さな不満のいくつかを、自社の強みを生かして解決したという見事なヒットといえる。

 少し大きめのサイズなので、外出時に持ち運びすることはできないが、例えば空港などの待合室にラウンジ運営会社がまとめて購入して置いておけば、ビジネスパーソンから高評価を受けるであろうことは容易に想像できる。

 ほかにも、病院の部屋に置いておけば、けがなどで身動きがとれない人も快適に使えるかもしれない。入院している人へのプレゼントには適切かもしれない。やわらかビーズを使った「そうそう、それが欲しかった!」というおもしろい商品が、さらに世に出てくることを期待したい。
(文=山本康博/ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表取締役)