香港・フェニックステレビは日本旅行関連のコラムを掲載し、12日間にわたり北海道や静岡県を観光した中国人観光客の体験談を紹介した。資料写真。

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2017年4月30日、香港・フェニックステレビ(電子版)は日本旅行関連のコラムを掲載し、12日間にわたり北海道や静岡県を観光した中国人観光客の体験談を紹介した。

3度目の日本旅行は北海道から始まった。登別で電車を利用した際、エレベーターがない駅で地元の人が観光客の荷物を代わりに運んでいる光景を目にし、富良野では宿泊先のご主人がわざわざ毎朝起こしに来てくれたことが印象に残っている。

今回の旅では予定にない場所も多く訪れたが、札幌にある安藤忠雄氏が設計した「頭大仏」は最も印象深い。どこまでも広がる雪景色に涙し、「頭大仏」を見上げて再び涙がほほをつたったのを覚えている。「頭大仏」の下に立つと、頭部からわずかな光がもれているだけで周りは暗かった。無言で「頭大仏」を見つめていると、「暗いね、でも大丈夫、怖がらないで」と語りかけられているようだった。

伊豆では桜を鑑賞した。前の晩に宿泊先近くにある居酒屋を利用した際、店主の料理に感動し拍手すると、店主は照れくさそうな表情を浮かべ、私が初めて伊豆に来たことを知り河津桜を紹介してくれた。河津でのランチはうな重を選び、長い列に並んでいた際に親切なおばちゃんに出会った。おばちゃんは私が空腹に耐えられないことを心配してか、かばんに入っていたお菓子をくれた。北海道や静岡ではこうした親切な日本人に多く出会った。鎌倉でも桜を鑑賞し、そよ風に吹かれ竹の葉がこすれる心地よい音と共に桜の花びらが舞い散る風景に目頭が熱くなった。私の12日間の日本旅行はパーフェクトな旅行だった。私がこれまでに最も涙した旅で、人の温かさを最も感じた旅だった。(翻訳・編集/内山)