1日、華字メディア・星島環球網は、トランプ米大統領が先日「韓国はかつて中国の一部だった」と発言したことに対して韓国メディアが過剰に反応しているとする中国メディア・参考消息網の報道を伝えた。写真はソウル。

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2017年5月1日、華字メディア・星島環球網は、トランプ米大統領が先日「韓国はかつて中国の一部だった」と発言したことに対して韓国メディアが過剰に反応しているとする中国メディア・参考消息網の報道を伝えた。

記事によると、トランプ大統領は4月12日にウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対し、「習近平(シー・ジンピン)国家主席から『韓国は中国の一部だった』と聞いた」と発言。これが韓国で重大ニュースとなり、複数のメディアが社説や評論を発表し、国内からは外交当局に対して抗議を求める声も出たという。また、「中国と朝鮮半島の歴史的関係をよく知らない韓国の市民が憤慨している」という。

記事はそのうえで、古代からの中国と朝鮮半島との関係について説明。「高麗にしろ李氏朝鮮にしろ、中国の中央政府と宗属関係を保ってきたのである。韓国や北朝鮮の学者の視点と中国の学者の視点は多少異なるが、それでもみんな宗属国と西洋の理念における『統治』『併合』とは本質的に異なるものという共通認識は持っている。古代中国の朝貢制度は、西洋の近現代史における国際関係の概念とは大きく違うのだ」と論じている。

そして、トランプ大統領はこの概念の違いをはっきり認識していないまま「韓国はかつて中国の一部だった」と発言した可能性があると指摘。「今の中国は一貫して国の大小を問わず平等に相対し、互いの利益を原則として協力を進めていくことを示している。韓国メディアは中国が歴史問題を持ち出すことを心配する必要はない。考えるべきは、中韓関係をどうやって健全な未来へを向かわせるかなのだ」とした。(翻訳・編集/川尻)