「両性具有」が発覚し手術を受けたメス犬(出典:http://www.glasgowlive.co.uk)

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哺乳動物において両性具有、つまりオス・メス両方の生殖器をもって生まれてくる確率は極めて稀ながらゼロではない。人間にも認められるように動物においても一定数生じてしまうようだ。スコットランドでこのほど、飼い主に連れられ獣医のもとを訪れたジャック・ラッセル・テリアに両性具有が発覚。問題を解決すべく手術が行われた。『glasgowlive.co.uk』が伝えている。

“モリー”と呼ばれる愛犬を連れ、グラスゴーのポロックショウズにある動物病院「The Pets’n’Vets Family’s Roundhouse Hospital」を訪れ、「メスでありながら異様な興奮をみせるなど、この子には性的な意味で強い違和感があるように思います。まさか両性具有ではないでしょうか」と相談した飼い主。その勘はやはりあたっていた。

精密検査を行ったロス・アラン医師は、その犬の腹腔内の卵巣があるべき場所に睾丸を発見して驚愕した。唯一の解決方法はその切除手術とメスとしての生殖器の再構築、つまり尿道開口部を形成する必要があることなどを説明。手術を終えて正真正銘のメスとして生きるようになったモリーは、以前とは異なり表情や行動にもメスとしての落ち着きが現れているという。

同動物病院の広報担当者は取材に対し、「手術は大成功です。モリーをあらゆる意味で助けることができて、医療スタッフ一同とても喜んでおります。“彼女”の今後はもっと快適なものとなるでしょう」と語っている。両性具有はその状態のまま放置しても構わないが、まるで自滅するかのように衰弱していく個体もいるそうだ。

英リンカーンシャー州に暮らす、スタッフォードシャー・ブル・テリア犬の“スタッフィー”もそんな一匹である。メスとして生後4か月の時に隣人から譲り受けるも、下半身に突起物が出てきたため精密検査。そこで両性具有と判明した。やはり卵巣があるべき場所に睾丸が存在し、性格はとてもヤンチャであったという。

人間においても両性具有や性同一性障害については驚くようなニュースがたびたび発信されている。米ミシガン州デトロイトには母と息子がともにトランスジェンダーという異色のファミリーがいるが、母エリカさんはすでに性転換手術を受けてエリックさんという“父親”に生まれ変わり、息子のコーレイさんも心と外見は愛らしい少女そのもの。“娘”として生きるべく性転換手術の機会を待っているそうだ。

出典:http://www.glasgowlive.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)