最後は必ずブスが勝つ!? 心理学から見る美人のメリット・デメリット

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こんにちは、恋愛心理パティシエのともです。

「ああ、私も美人にさえ産まれれば……」と、美人でない女性は一度は(いやそれ以上)思わざるはえないもの。
ただ「美男美女は得なの?」って考えたことありませんか?

不美人から言わせれば「そりゃ得しかないに決まってるよ!」と、キックにパンチするしかないような愚問ですが、何事も「いい面もあれば悪い面もある」と言われているように、必ずしも“いい面だけ“ということでないのです。

ただ美人が美人のことディスるのはオッケーですが、そうでない著者がそんなことを書いても説得力に欠けるので、心理学の視点から“美人は得なの?” を考えてみることにしましょう。

●美人は心も美しいと思われている

美人の方が職場でも待遇がよかったり、恋愛でもほとんどのケースで相思相愛、振られたことなんて一度もナイという女性だって珍しくもありません。

ただ美人に関する研究はこれまでもたくさん行われており、実は美人にはある一つの“偏見”があるということが判明しているのです。
その偏見というのが“顔の美しい人は、天真爛漫で狡猾さやあざとさがないと思われている”ということ。

フランスの実験では話をしたことない女性の性格を連想させられるパーツは“顔である”ということを証明しており、そして美人であればあるほど“この人はお人よしだ”“嘘をつかない人だろう”と、不美人の女性より7割も性格が良いという評価が下されたということ。

一方で不美人の女性に対しては“頭は良さそうだけど、意地悪で計算高そう”という評価が大多数を占められていたということなのです。

なんということでしょう、“外見がダメなら内面で勝負”と言われていた不美人……。
最初から“内面すらダメ”というレッテルを貼られているなんて、もう打つ手はなく合コンではポテトを鼻に突っ込んで笑わせ役に徹せよ、ということなのでしょうか(泣)。

またアメリカの裁判の実験でも美人の犯人の方が陪審員が好意的な判決を下す、とのことでした。
これも“美人だから何か深い事情があってのことで、本当は心が綺麗”という心理が働いているようですね。

やはり“外見が美しい人は内面も美しい”と思われているという結果に。
“そうなのか、美人は得しかやっぱりない”となりそうですが……しかし安心して下さい!

“内面も美しい”と思われていることによって、美人は損していること だってあるのです。

●三日後に勝利するのは不美人

誰もが聞いたことがある“美人は三日で飽きる”という言葉。
この言葉もどうせブスの僻みでしょう、なんて完全に屈折した視点しか持てなくなっている不美人たち。

しかしこの言葉には“ハロー効果”という心理学的な視点からも説明することが可能なのです。
ハロー(halu)には“後光”という意味があり、後光とは神様の像の後ろになぜかいつも光っている(ように見える)オーラのようなものですね。

人間もそれと同じで“美人とは、つまり神である”(それぐらい美人の威力はすごい)と、美人というだけでそのようなオーラが勝手に見えてしまうのです。
そしてそれが“内面も神のように完璧である”と勝手に思いこまれてしまうということ。

しかし、このオーラもなぜか日が経つ毎にどんどん薄れてきてしまい、最後には全く見えなくなってしまいます。
つまり“ハロー効果”には“有効期限切れ”というものが存在し、数週間もすれば美人も“ただの普通の人” という風にしか見られなくなってしまからなのです。

ただ時間が経てば経つほど“普通”に格下げされてしまうのはまだ損ではないのですが、なにせ最初の評価が高すぎたため、次はなんと“ロス効果”という心理状況下に置かれてしまうというから人間の心理って複雑。

つまり最初の期待値が高すぎたため、普通の人と同じことをしていても普通以上に幻滅されてしまうということ。
そして反対に不美人であればあるほど、最初の期待値が低いのでちょっとしたことで評価が急上昇するケース だってあるというワケ。

これは“ゲイン効果”と呼ばれ、期待していないものが思っていた以上によかったら嬉しいという効果。
“残り物には福がある”っていう言葉もゲイン効果が働いている言葉ではないでしょうか(決して不美人を残り物扱いしているワケではありません)。

ということで、美人は最初にオーラがすごすぎるため内面を知ってしまった後のロス効果が激しいのです。
美人だから性格もよい、って思いこまれすぎても美人にとってもいい迷惑ですよね。

ただやはり、外見が平均カップルより美男美女のカップルの方が長続きしにくいのはもしかしたらロス効果がお互い働くのも一因なのかもしれません。

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【参考文献】
・『フシギなくらい見えてくる!本当にわかる心理学』植木理恵・著(日本実業出版社)

●ライター/とも(恋愛心理パティシエ)