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セルジオ・マルキオンネ V12自然吸気を諦めず

フェラーリのセルジオ・マルキオンネCEOは、今後もラインナップにV12自然吸気エンジンを揃えていくという意向を示した。

これにより、V12がダウンサイズされ過給を受ける、あるいは製造中止になるという懸念は抑えられたことになる。

エンジン制御部門のリーダーは、V12にターボを搭載するのはナンセンスだと話しているという。そしてマルキオンネは、「V12自然吸気エンジンをサポートするのは、ターボではなく、ハイブリッド・システムである」と明かした。
 

マイケル・ライタースも同意見

また、電動化についてもCO2削減を目的としたものではないというのがマルキオンネの立場だ。「クルマのハイブリッド化やエレクトリック化についても、われれわれが目指すのは、あくまでもサーキットにおけるパフォーマンス・アップが目的なのです」

フェラーリのテクニカル・チーフであるマイケル・ライタースも、「わたくし達はV12の製造をやめたくありませんし、小規模メーカーという立場で製造を続けていくことができるのです」と話している。
 

812スーパーファストの技術 そしてその次は?

V12搭載モデルの812スーパーファストは、350barダイレクト・インジェクション・システムを採用しており、現行のEU6/Bの規制値を充分下回っている。

ライタースは続けた。「EU6/C規制への適合はチャレンジングなものですが、われわれにはソリューションがあります。さらに2021年にはウルトラ・ロー・エミッション・ビークル(ULEV)規制が待っています。こちらはハイブリッドV12で臨むことになるでしょう」

今年のジュネーブ・モーターショーでデビューしたフェラーリ812スーパーファストは、F12TdFよりも強力なV12エンジンを搭載したモデルで、純粋なV12ナチュラル・アスピレーション最後のモデルになると言われている。