【ソウル聯合ニュース】収賄罪などで起訴された韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告の事実上の初公判となる公判準備手続きが2日、ソウル中央地裁で行われる。
 検察は、朴被告の捜査を行い起訴した検察特別捜査本部を中心に公訴を維持する方針だ。政府から独立して昨年12月から今年2月まで朴被告と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告を巡る疑惑を調べた特別検察官チームは朴被告を直接起訴していないものの、同チームが起訴した崔被告の裁判が統合して進められるため、朴被告の裁判にも参加するとみられる。
 ソウル中央地裁は、検察が昨年起訴した崔被告の職権乱用や強要に関する事件と、特別検察官が起訴した崔被告の収賄に関する事件を合わせて審理しており、これらの事件を朴被告の事件と一括して審理するとの方針を明らかにしている。
 特別検察官チームの関係者は「証拠が重複する部分が多いため、検察と協力して(裁判を)進めることになるだろう」と説明した。
 朴被告は崔被告と共謀し、サムスングループに433億ウォン(約42億円)の拠出を求め298億ウォンを受け取り、韓国ロッテグループに70億ウォン、SKグループに89億ウォンの賄賂を要求した罪に問われている。
 贈賄罪などで2月に起訴されたサムスングループの事実上のトップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長の裁判は既に始まっており、朴被告や崔被告の裁判とは別に進められる。
 朴被告は韓国ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)会長からソウル・蚕室にある免税店の事業権再認可などの依頼を受け、Kスポーツ財団(崔被告が実質支配したスポーツ支援財団)に70億ウォンを拠出させ、第三者供賄罪などでも起訴された。同事件については在宅起訴された辛会長と共に裁判を受ける。
 朴被告は特定犯罪加重処罰法上の収賄・第三者供賄、職権乱用権利行使妨害、強要、公務上秘密漏えいなど18件の罪で起訴された。
 朴被告が出廷するのは9日投開票の大統領選以降になるとみられる。これまで罪を全面的に否認しており、検察との攻防は激しいものになる見通しだ。
 裁判では朴被告と崔被告が共謀関係にあったか、サムスンなどが拠出した資金に対価の性質があったか、大統領としての朴被告の職務に関連する不正な請託があったかなどが主な争点になるものとみられている。
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