1日、韓国・釜山の日本総領事館前の慰安婦像横に元大統領の胸像を設置しようとして制止された団体が、再び別の胸像設置にチャレンジするも失敗に終わった。写真は釜山・日本総領事館前の慰安婦像。

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2017年5月1日、韓国・釜山(プサン)の日本総領事館前の慰安婦像横に元大統領の胸像を設置しようとして制止された団体が、再び別の胸像設置にチャレンジするも失敗に終わった。韓国・聯合ニュースが伝えた。

「真実国民団体」所属という男性は1日午後1時ごろ、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の胸像を手に1人で慰安婦像の元を訪れ、「盧武鉉大統領は100万の在日同胞たちのため、この場所の違法な少女像(慰安婦像)設置に反対したはずだ」との声明を読み上げると、持参した脚立の上に胸像を置いて立ち去った。胸像は設置後すぐに、待機していた自治体職員らによって脚立ごと撤去された。

同団体はこれまで同地の慰安婦像設置を「違法」だと主張し、別の違法銅像を建てて対抗する考えを明らかにしてきた。4月21日には、「韓国と日本は友達だ」などと記したプラカードを手に李承晩(イ・スンマン)、朴正熙(パク・チョンヒ)両元大統領の胸像の設置を試みるも、市民や自治体職員らに制止されて失敗に終わっていた。なおこの日設置予定の胸像については、李明博(イ・ミョンバク)元大統領か、あるいは朴槿恵(パク・クネ)前大統領のものになるとの観測が出ていた。

これに対し、慰安婦像設置団体の関係者は、「問題の男性は、旧日本軍の慰安婦問題に対する日本の謝罪を求めるという少女像の建設意図を無視しており、その行動には悪意がある。一日も早く少女像の毀損(きそん)を防ぐ法的根拠となる条例を設けなければならない」と話している。

慰安婦問題に敏感な韓国ネットユーザーらは今回も多数のコメントを寄せており、「真実国民団体」の男性がマスク姿で主張していることに「顔を見せろ」「マスクを外して堂々と主張しろ」とする声や、「そんなに銅像を建てたいなら、日本に行って建てれば?」「ほどほどにしといた方がいいよ。政権が代わったら刑務所に入らなきゃいけなくなる」などの非難コメントが相次いでいる。

一方で、「いや、逆にこれで朴槿恵への非難を盛り上げようという知能的アンチかもよ」「戦略的な行動だ」と推測するコメントもあった。(翻訳・編集/松村)