7月に盧溝橋事件80周年を迎えるが、台湾国防部は恒例の記念展を開催しない方針を示した。写真は台湾総統府。

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2017年4月30日、中国台湾網によると、台湾が「脱中国化」で新たな動きを見せている。蔡英文(ツァイ・インウェン)政権が抗日戦争80周年記念展の中止を決定した。

7月7日は日中戦争の起点となった盧溝橋事件の記念日だ。台湾国防部は5年ごと、10年ごとの節目の年に記念展を開いてきたが、80周年を迎えた今年は記念展が開催されないという。その背景には蔡英文政権が進める「脱中国化」の動きがある。

昨年5月に誕生した蔡英文政権はこれまでも次々と「脱中国化」の動きを進めてきた。台湾各地の蒋介石像を撤去する動きが続いているほか、今年3月には中華民族の始祖「黄帝」を祭る遥祭黄帝陵が中止された。また、かつて台湾を統治した鄭成功を祭る祭日を中央政府管轄から県・市管轄に格下げしたことも話題となった。

中国台湾網は、盧溝橋記念展の中止は、中国の一部としての台湾ではなく台湾独立を文化面から目指す動きであると同時に、日本におもねった媚日的姿勢を示すものだと批判している。(翻訳・編集/増田聡太郎)