蔡総統の発言を過度に簡略化  ロイター通信が遺憾を表明=外交部長/台湾

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(台北 1日 中央社)ロイター通信が27日に配信した蔡英文総統のインタビュー記事で、トランプ米大統領との再度の電話会談に関する発言が過度に簡略されたと批判が噴出している。李大維外交部長は1日、ロイター通信から外交部に対し遺憾の意と戸惑いを表明されたことを明らかにした。

外交部によると、蔡総統はインタビューの際、「もちろん重要な時、大切な状況下では米政府とより直接的なやりとりができることを期待している。トランプ大統領本人と電話する機会を持つことも排除しない」とした上で、「情勢全体のニーズとこの地域の情勢に対する米政府の判断次第だろう」と発言。一方でロイター通信は「台湾総統がトランプ氏に再度電話する可能性があると発言」と見出しを付けた。本文では蔡総統が述べた前置きの部分が省略され、「われわれはトランプ大統領本人と電話する機会を持つことを排除しない」とだけ記述された。

トランプ氏は報道後のロイター通信の取材で、蔡総統との再度の電話会談を否定している。

李部長は1日、立法院(国会)外交及び国防委員会の前に取材に応じ、トランプ氏との再電話に関する質問はロイター通信から事前に提出された質問項目にはなく、外交部は手順に沿って対応したと説明。ロイター通信のアジア支局はワシントン支局がトランプ氏のインタビューを申し込んでいるとは事前に知らなかったという。

李部長は、トランプ氏の回答にやや不快感を覚えたとしながらも、台米関係の基盤は強固であるため「それほど重大なことではないと思う」と述べた。

(顧セン/編集:名切千絵)