飼う人にとっては家族同然ともいえる、ペット。そんなペットが亡くなると悲しみや寂しさでいっぱいになる「ペットロス症候群」に陥ってしまう人も少なくはない。

死別専門カウンセリング等を行うファンボイスは5月1日、ペットロス症候群の人を対象にしたメッセージ配信サービス「天国からの愛のメッセージ」を開始すると発表した。

「ママは幸せになっていいんだよ」「くーはもう苦しんでないよ

同サービスはカウンセリングに基づいてオリジナルメッセージをメールで配信するというもの。メッセージは死を受け入れるプロセスとして知られる「悲しみの5段階」を踏まえ、喪失感を癒すための「グリーフケア」を加味したもので、毎朝7時に配信される。従来の対面式カウンセリングより気軽に利用できるのも特徴だ。

内容はペットが利用者に語り掛けるような形式で、

「ボクからママへ 天国からのメッセージ5/ママ、おはよう。ママはよくやってくれたよ。もっと出来たかもしれないと思うことがあったとしても、そのときの精一杯をつくしてくれたよ。だから、自分を責めないでいてね」

とペットから本当に送られてきたように感じられるメッセージとなっている。他にも、未来を見つめて生きてほしいという励ましの言葉や、利用者の後悔を慰めるような言葉などが配信される。

「ママは幸せになっていいんだよ。これからだって楽しく生きていいんだよ。笑ったっていい、もちろん泣いたっていい。ボクはママを見守っているからね」
「くーはもう苦しんでないよ。肉体という痛みをともなう衣から解放された今、苦しみはなくなったし、痛みもないよ。君への愛があるだけだよ」

文面には希望に沿って利用者の呼び名とペットの呼び名を入れることが出来る。

「メールが届くので朝起きるのが楽しみになった」という感想も

このサービスを考案した同社の日高りえ社長は次のように語る。

「ペットロス症候群は一朝一夕で回復するものではありません。本当は継続してカウンセリングを行う方がいいのですが、場所や金額などで継続が難しいなどカウンセリングのハードルを高く感じている人が多いという実感がありました」

死の受け入れ方についても「階段を上るように受け入れられるわけではありません」と話す。

「落ち込んだり、何で死んでしまったの、と憤りを感じてしまったりを繰り返します。時には寂しさに寄り添い、時には後悔を抑えたりするメッセージをお届けすることで利用者の方が元気になるお手伝いを出来ればと思います」

ペットとの繋がりを感じてもらったり、お別れのときに残った後悔を癒してもらったりするために活用してもらい、少しでも悲しみから回復してほしいという。

モニター参加者は40〜60代が多く、実際にメールを受け取った人の中には「朝、起きた瞬間からつらい現実に引き戻される。でもメールが届いているので朝起きるのが楽しみになった」という人もいたそうだ。

同社は「天国からの愛のメッセージ」の他にも、名言セラピー「頑張っているあなたへ 心が満たされるメッセージ」をWEBサイトやメール、ツイッターで無料配信している。