メモリー  :4GB
ストレージ :64GB、microSDHCカード
カメラ   :背面1300万画素、前面800万画素
価格    :27,800円

もちろん、より高い性能を持つハイエンドクラスにも4000mAh以上のバッテリー容量を内蔵するスマホは存在する。

しかし、上記の低価格モデルと違い、画面サイズがより大きい。
例えば、昨年12月に発売されたファーウェイの最上位スマホ「HUAWEI Mate 9」は4000mAhバッテリーを搭載しているが、画面は5.9インチ、価格も60,800円だ。

またZenFone 3 Maxを発売したエイスースも4600mAhを搭載した「ZenFone 3 Ultra(型番:ZU680KL)」を昨年12月に発売しているが、こちらはさらに大きな6.8インチとむしろタブレットに近い。

価格も59,800円とHUAWEI Mate 9と同じく6万円程度するため、先の大容量バッテリーモデルと比べると倍以上する。
こうしたモデルでは、画面が大きいため、同じように使えば当然バッテリー消費は大きく、大容量バッテリー搭載モデルであっても電池は持たないということになる。

このように低価格な大容量バッテリーモデルは、決して大人気モデルというわけではないものの、特定の層からの支持が高い。
待受だけなら最も長いZenFone 3 Max ZC553KLが約33日と、数日くらいならほって置いてもバッテリー切れの心配がないという安心感は大きい。

そのほか、ZenFone 3 Maxには他のスマホなどを充電できる「リバースチャージ機能」も搭載しているため、モバイルバッテリーの代わりに持ち歩くという利用方法もありだろう。

バッテリーに関して言えば、一気に技術革新が進み、電池持ちが急激に良くなるといったことはない。
地道に省電力を進めつつ、電池容量をアップしてバランスを取っていくことになる。

そのため、今後も電池切れが心配な人向けに、こうした大容量バッテリー搭載モデルは、一定の需要が見込める。各メーカーにとっても、定期的にバッテリー持ちを改善した新製品は、確実に出てきそうだ。

※価格表記はすべて税別


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