日本とドイツの製造業は世界トップクラスの競争力を持ち、どちらの国の製品も世界的に品質の高さで知られている。だが、良い製品を作り出すための「取り組み方」や「考え方」は日本人とドイツ人で違っているようだ。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本とドイツの製造業は世界トップクラスの競争力を持ち、どちらの国の製品も世界的に品質の高さで知られている。だが、良い製品を作り出すための「取り組み方」や「考え方」は日本人とドイツ人で違っているようだ。

 中国メディアの新浪は21日付で、工業製品を生み出す過程における日本人とドイツ人、そして、中国人の考え方や国民性の違いに注目し、中国人は「感覚に頼る傾向」があるのに対し、ドイツ人は「データを重んじる」と紹介、そして、日本人は「生産管理が上手」という特徴があると説明した。

 人件費の高騰などを背景に、中国製造業はコスト優位を失いつつある。そのため、中国政府は「中国製造2025」という戦略を打ち出し、品質の向上を含めた製造業の競争力強化に取り組む方針を打ち出している。

 記事は、1人の中国人エンジニアの見解として、中国製造業は「加工から検査に至るまであらゆる工程で質の向上が必要」と指摘。世界で「高品質」の代名詞となっている日本とドイツに学ぶべき点は山のようにあることを指摘した。

 続けて、同じように高品質の製品を作ることができる日本とドイツだが、両国の製造業における文化はまったく違うとし、ドイツ人は「データを重視」するため考え方が論理的だと紹介。一方、日本企業の強みは「生産管理」にあると指摘し、日本企業は生産管理を通じてコストダウンや効率向上につなげているとしたほか、「何事も徹底的にやる」という日本人の国民性が日本製品の高い品質を生み出していると称賛した。

 一方、中国の製造業は今なお「感覚に頼って製品を作る」傾向にあることを伝え、ドイツと日本の強みから学ぶことができれば、中国は製造強国になることができるはずだと強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)