おいしいものをたらふく食べたい。誰もが抱く人類究極の夢。その願いを叶えてくれるのが大盛り、デカ盛り、タワー盛りといった巨大飯なのです。福岡の海輪亭という居酒屋の人気メニューに、丼からは飛び出さんばかりの海鮮丼があります。お腹も心も満たしてくれる究極の逸品でした。

こんにちは、自転車で世界一周をした周藤卓也@チャリダーマンです。この海鮮丼の存在を知ったときは東京にいたので歯がゆいを思いをしました。でも、ちょっと地元の福岡に戻ってしまったので、この機会にと海輪亭で海鮮丼を食べてきました。

◆お店まで

博多駅から海輪亭までは歩いて20分ぐらいでしょうか。少し距離があります。博多駅から南に歩いて、パナソニックの大きな建物を過ぎると那珂川に架かる橋があります。その橋を渡ってすぐの場所でした。

海輪亭 福岡名物の海鮮丼

http://kairintei.com/index.html

海輪亭の住所は福岡県福岡市南区清水2丁目15-7

那珂川の橋の上から。



川に面したマンションの1階がお店となっています。



入口は居酒屋らしい味わいのある外観でした。



足元にあった観葉植物の植木鉢が貝殻。



入口前に置いてあるメニュー。仕入れや天候によって内容が変わるというお知らせもあります。本日は大丈夫なんでしょうか。



お昼の海鮮丼のご案内。



狙うは限定15食特上おまかせ海鮮丼です。お値段1800円、税込み1944円。



◆特上おまかせ海鮮丼

海輪亭は数多くのメディアやブログに取り上げられている人気のお店。特上おまかせ海鮮丼も限定品。ありつけない可能性も考え、平日でしたが11時の開店時刻を目指しました。現場には20分ほど前に到着。行列とかもなかったので、河川敷で時間を潰したあと開店と同時に入店。一番乗りでした。一人なのでカウンター席へ。テレビ番組にもよく取り上げられるようで、壁には芸能人のサインがいっぱい。日本だけじゃなく香港の番組も取材に来てました。

カウンター席。



刺し身醤油と薄口醤油。



はらはらしていたのですが「特上おまかせ海鮮丼」はちゃんと注文できました。

そして到着したのがこちらの丼。はちきれんばかりの海の幸が丼に盛り付けられています。3D海鮮丼という異名も納得でした。



どういう構造か気になったので、くるりと一回転させてみました。

左からの図。丼の枠を越えた空中戦が繰り広げられています。



右からの図。



右からの図。衝立のような大きな貝殻が表舞台を支えていました。仏像の光背のようでした。



そびえ立つような海鮮丼の山、飾り付けられた色とりどりの刺し身、その姿が福岡の夏の風物詩、お祭りの博多祇園山笠と重なりました。いわば、この海鮮丼もお祭りと一緒。海の幸が華やかな舞を踊っているかのようでした。



お魚はサーモン、マグロくらいは分かったのですが後は何がなんやら。ヒラメ、タイ、カンパチとかも入っていたと思います。どうなんでしょう。どんな刺し身も刺し身としか認識してこなかったこれまでに反省。ただ、味の違いは明らかでした。刺身といえばスーパーの見切り品ばかりだったのですが、鮮度が違いすぎます。白身魚は口の中で踊りだしそうなほどに弾力のある食感。マグロはとろけるような柔らかさで口に入れた後にジワーっと脂が染み出してきました。

新鮮な海の幸をたらふく口にできるというこの上ない喜び。



あっさりとしたあら汁も付いてきます。



ひと目見たときは分かりませんでしたが、ウニも隠れていました。



貝殻だから貝の身を期待したのですが、中身は大根のつまでした。ただ、このつまもスーパーの無機質なものとは違って、みずみずしくて上品なお味。



ともかく山を崩さないとご飯にありつけません。刺し身として食べながら高さを削っていきます。



ようやく普通の海鮮丼らしい姿に。ここからは丼に醤油をぶっかけていただきました。



こちらの貝殻にはお魚の煮付けが入っていました。しっかりと味の付いたお魚の身でした。



全部食べ終わっても、魚づくしなので胃もそこまでもたれません。カウンターの上のポットを手に取り、湯呑みにお茶を注ぎます。熱々のお茶を胃に流し込んで無意識にこぼれる「はぁ〜」という吐息。お腹も心も満たされます。頭がボーっとなって全身脱力でした。

12時前にお店を出たのですが、10人前後のお客さんが入っていました。一様に特上おまかせ海鮮丼を注文していました。

◆注意したいところ

会計のときに少しお話できたのですが、やはり天候によっては特上おまかせ海鮮丼を提供できない日もあるとのこと。ちょうど数日前まで1週間ほど天気が悪い日が続いて、そのような時には漁もお休みになったり魚が手に入らなくなるというお話でした。

ホームページにも次のような記載があります。

●メディア.ブログなどをご覧いただきお越しいただくお客様ヘ

・お客様個人のブログなどでのメニューや営業時間帯の情報と現時点での当店の情報に相違がある場合がございます。

お品書きやこちらの公式サイトまたはお電話でのご確認ください。

●お昼の時間帯-名物、海鮮井につきまして

・お昼のご予約は受け付ておりません。ご了承くださいませ。

・お昼の時間帯に関しましては、狭い店内、数少ない席数のため、小さなお子様や乳幼児をお連れのお客様は13時以降のご入店をお願い致します。

(11一13時の間はご遠慮下さいますようお願い申し上げます)

.駐車場は、店舗前、約2台分可能となっております。午前11:00までは荷物搬入などが ございますので、車を御止め頂かないよう、お願い申し上げます。

.仕入状況や季節または天候不順などによって、掲載写真と提供内容が異なる場合がございますので、予めご了承ください。


こうした料理が不確定という事情も味に追求するならやむを得ない気がしました。それこそ、いつでもどこでも同じメニューが出てきたらファストフードになってしまいます。味を追求したら効率が落ちますし、効率ばかりだと味は均一化されてしまいます。味を求めなくても生きてはいけますが、一度きりの人生、おいしいものが食べたいじゃないですか。だからこそ、何が出てくるかは仕入れ次第。おいしい料理にありつくためには、そのようなお店も大切にしたいところです。

◆海鮮丼だけではなく

どうしてもインパクトのある海鮮丼ばかり目立ちますが、居酒屋さんなので他のメニューもあります。繁華街からは離れていますが「活きたこの踊り焼き」なんかもあるようで、またいつか足を運びたいものです。



コース料理も揃っています。



天候不順だと魚が手に入りにくいというお話に「え、それだと福岡の魚を使っているんですか?」と訊くと「地元の魚がメインですね」というお答え。地元の海産物がここまでいけてるとは思いもしませんでした。

海輪亭と特上おまかせ海鮮丼。ずっと気になっていたのですが足を運ぶことができました。ありがとうございました。

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン

自転車世界一周取材中 http://shuutak.com

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