先週はサポーターに関する問題が立て続けに起きました。G大阪ではナチス親衛隊に酷似したマークの旗が振られ、徳島のサポーターは試合後、ボールボーイに水をかけたと記事になりました。

サポーターの愛がチームに向けられているのは間違いないでしょう。ですが、それなら負けたときに選手を叱責、あるいは鼓舞するというのが正しい方向だと思います。相手チームや他の人たちなど、外部に向かう必要はありません。ナチス親衛隊に似たマークにしても、外部に対する威嚇なので、僕は違うと思うのです。

正直に言えば、僕がブラジルのサントスでプレーしていたとき、サポーターはもっとエキサイトしていました。試合に負けようものなら選手はスタジアムから帰られなかったり、翌日の練習場にも詰めかけられたりしたものです。ただ、それでもサポーターがいなければ、どんなスポーツも成り立たないのも事実です。

それに日本は海外をマネする必要もないと思っています。日本のサッカー文化が決して海外に劣っていない証拠として、スタジアムのゴミ拾いは日本が始めて世界に広がったということを挙げていもいいでしょう。海外のサポーターの熱狂的な、外面的な姿だけを後追いしても意味はありません。

今回いくつかの問題が浮上してきた中で、僕は「Jリーグ」の役割が非常に重要になってきたと思っています。確かに熱心なファンは大事です。ですが、その中の一部の人物たちとどう向き合っていくかは、他の人たちが快適に観戦できるかどうかに関わってきます。Jリーグは、今後どんな方向を目指すのか、もう一回みんなと考えるべきではないでしょうか。現在も観戦マナーは決まっています。ですが、ここで一度、サポーターと向かい合い、各クラブだけではなく、Jリーグがサポーターと会話をすることは重要でしょう。

Jリーグがスタートして四半世紀が経過しました。今こそ、もう一度見直さなければいけない問題に立ち向かうときだと思います。サポーターに関する問題にどう対処するのか。Jリーグの動向に注目したいと思います。