Appleが、自動運転車の公道上でのテスト走行に関するカリフォルニア州の規則について意見書を提出しました。

自動運転車の公道上でのテストを開始しているApple

Appleは4月14日付けでカリフォルニア州車両管理局(DMV)から公道上での自動運転車の走行テストを行う許可を取得しており、すでに公道上でのテストを開始しています。
 
Appleが現地時間4月24日付けで、カリフォルニア州DMVに対し、自動運転に関する規則の改正案について意見書を提出していたことが、米メディアReutersなどの報道で明らかになりました。
 


 
意見書は、Appleの製品管理責任者であるスティーブ・ケナー氏のサイン入りで提出されています。ケナー氏は、昨年12月に米連邦道路交通安全局(NHTSA)の自動運転ガイドラインに対して提出した意見書でも、カリフォルニア州DMVに提出した公道での走行テスト許可申請書でも、代表責任者として名前が記されています。

安全もイノベーションも抑制されるべきではない

Appleの意見書は、冒頭で「機械学習と自動化に重点的に投資しており、交通を含む多くの分野における自動化の可能性に期待している」と述べています。
 

Appleがカリフォルニア州DMVに提出した意見書の冒頭部分

 
同社は、自動運転車の開発は安全のための原則に従うべきだとしながらも、安全とイノベーションのどちらも抑制されるべきではないとして、報告義務の緩和を提案しています。

 
Appleは、自動運転の試運転を許可されたドライバーが、試運転の何をどのように報告すべきかが一貫していないため、結果としてその報告内容についての報道が一般市民の誤解を招いていると主張しています。
 
特に自動運転の評価の指標となる、自動運転から手動運転へと切り替わった状況の報告については、内容を明瞭かつ正確にし、混乱を避けるため、「衝突事故や交通違反を回避するために、ドライバーが手動運転に切り替える必要があった場合」に限定すべきだと提案しました。

 
Appleが報告対象から外すことを求めているのは、以下のようなケースです。
 

ドライバーが手動運転に切り替えるよう指示されている、または自動運転システムが手動への自動切り替えを余儀なくされている場合。たとえば工事中のエリアを手動に切替えて通過する場合。

 

システムエラーおよび障害。たとえばシステム安全操作に影響を与えない程度のソフトウェアのバグ、センサーの中断など。

 

ドライバーの判断によって切り替えた場合。たとえば車が急接近していて、手動に切り替えたほうがよいと判断した場合。

 

手動運転に切り替えることを予定したテスト。

 

テストや実験の終了。

 

Appleは2週間前に公道における自動運転実験の認可を受けており、現在3台のレクサスSUVで実験を行っています。

 
 
Source:California DMV (PDF) via MacRumors, Reuters
Photo: Bloomberg
(hato)