【F1】ホンダ、ザウバー F1 チームへのカスタマーパワーユニット供給を決定
ホンダは4月30日、F1世界選手権に参戦しているザウバー F1チームに対し、2018年からカスタマーパワーユニットの供給を決定したと発表。現在のマクラーレンと合わせ、来年は4台のF1マシンが、ホンダ製エンジンおよびエネルギー回生ユニットを搭載して走ることになる(写真は2016年仕様のパワーユニット「Honda RA616H」)。

スイスのヒンヴィルに本拠を置くザウバー F1 チームは、1993年からF1に参戦を続けている名門中堅チーム。日本人の我々にとっては、2010年〜12年まで小林可夢偉がドライバーとして在籍していたことでも馴染み深い。とはいえ、創設者ペーター・ザウバーが引退して以来、近年は財政難からチーム・オーナーが変わるなど、混乱と低迷が続いている。かつてはBMWのワークス・チームだったこともあるが、現在はフェラーリが昨シーズンに使った1年落ちのパワーユニットを搭載して参戦中。2016年はコンストラクターズ・ランキングで11チーム中10位に終わった。今年のロシアGP終了時点では、奇しくもマクラーレン・ホンダと並んで2チームのみ未だポイントを獲得できていない。なお、今回の供給はホンダによれば、ザウバー側から申し出があったという。

・本田技研工業株式会社 執行役員 ブランド・コミュニケーション本部長 森山 克英氏のコメント

「2015年からのマクラーレンとのパートナーシップに加えて、来年からザウバーへのカスタマーパワーユニット供給を開始することは、ホンダのF1活動における新たなチャレンジとなります。

2チーム供給によるメリットを最大限に活かせるよう、開発を行っているHRD Sakuraと英国ミルトンキーンズの活動拠点双方の体制を強化し、ファンの皆さまに強いHondaを一日も早くお見せできるよう、これからも挑戦を続けてまいります」

ザウバー F1 チーム代表 モニシャ・カルテンボーンのコメント

「来期よりホンダと共に戦えることは、ザウバー F1 チームにとって非常に光栄なことです。チームの再編成が進んでいることは、オーナー交代のみならず、このHondaとのテクニカルパートナーシップからも明らかです。この『新エンジン時代』に新たなマイルストーンを加えて戦うことを大変心待ちにしています。

そしてもちろん、これからも新たなチャンスを模索していきたいと思います。チームは、戦略的視点からも技術的視点からも将来の成功への道筋を示すことになる、ホンダとのパートナーシップを大変楽しみにしていますし、このパートナーシップの実現に導いてくれたホンダに感謝します」

ホンダ 公式サイト
http://www.honda.co.jp/

ザウバー F1 チーム 公式サイト
http://www.sauberf1team.com/