Doctors Me(ドクターズミー)- 【魔の2歳児】イヤイヤ期が大変!主な特徴と5つの乗り切り方

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2歳のお子様をお持ちの親御さんなら、「これもイヤ!あれもイヤ!」というような「イヤイヤ期」をご経験されている方も多いと思います。

“魔の2歳児”とも言われ、頭を抱えるこの時期はどうやって乗り切るべきなのでしょうか。

今回はイヤイヤ期の原因や乗り切り方などを医師に解説していただきました。

「魔の2歳児」と言われる理由


1歳半から2歳ごろにかけ、「こうしたい、これは嫌」という自己主張が増えてきます。

ですが、まだ言葉や身振りでうまくコミュニケーションができず、要求を伝えられないため、かんしゃくが起こり、イヤイヤということが増えます。

また、大人がなぜこれをさせようとするのか、これは駄目という理由は何なのかが理解できないため、我慢をすることができず、イヤイヤやわがままに見える行動が生まれます。

この時点から3歳ごろまでの時期を「第一次反抗期」と呼びます。

イヤイヤ期の原因


意志を持つようになった


2際になるまでは子どもは大人のするがままであり、何をすれば自分が楽しい・快適なのか理解できませんでした。

ですが、具体的な強い意志を持つようになり、さらにそれを伝えたいという意欲を持つようになったことの現れです。

■ 具体的な意志の例
「このおもちゃで遊んだら楽しいから、欲しい」
「このお菓子はこういう味がするだろうから、食べたい」
「この遊具でもっと遊びたい」
「この服ではなくあっちを着たい」

大人の事情や思考を理解できない


2歳の子どもには、大人が考えているような事情が理解できません。そのため気持ちが満たされず、泣きわめくしかないのだろうと思われます。

■ 大人の事情例
「何でもかんでも買ってやるわけにはいかない」
「もうすぐごはんだからお菓子はあげられない、栄養バランスを考えなくては」
「もう暗くなるから帰らないといけない」
「今日の外出先にこの服はふさわしくない」

■ 2歳児ができない思考
「お手伝いをするからこのおもちゃを買って」
「あと10分待てばごはんだから我慢しよう」

イヤイヤ期の特徴


はっきりとした理由のないかんしゃくがある


「ごはん食べる?」に対しても「遊びたいなら食べなくていいよ」にも、どちらにもイヤと言ったり、いつもは喜んですることや、特に負担にならないようなこと(服を着るなど)でもイヤと言うことも多いです。

大人には理解できないこだわりを押し通そうとする


部屋は片付いているより散らかっていたほうがいい、物の位置を少し動かしただけで気に入らない、などです。

状況によって気分の変動がある


時と場合によってイヤイヤがひどい時と素直な時があります。お母さんが指示したことはやらないのに、お父さんが言うとすぐやるなど、相手を見ることもあります。

イヤイヤ期はいつ終わる?


思考能力と言語能力が発達する3歳ごろにおさまることが多いとされていますが、個人差が大きいです。

イヤイヤ期の乗り切り方


成長の過程だということを理解する


成長の自然な一過程であることを理解し、見守る気持ちで対応するようにします。

「イヤ」なことに共感してあげる


自分の意志を伝えられないもどかしさを理解し、「嫌だったんだね」などと共感する姿勢を示します。

危険なことは「イヤ」でも許さない


危険なことや道義的に許されないことは、いくら「イヤ」と言っても許さないようにします。

何がOKでNGかは一貫させる


何がOKで何がNGなのかということは、ある程度一貫している必要があります。今だけはOKと許すことはできるだけしないようにします。

理由を言葉で説明する


どうしてこれが必要か、どうして駄目なのかということを、まだ理解できなくても言葉で説明するようにします。

イヤイヤ期が酷い時の原因と対処法


個性の範囲内であることがほとんどです。

しかし、異常にこだわりが強い場合や、泣く以外の方法で自分の気持ちを伝えるコミュニケーションができないなど、何かおかしいと思われる場合、発達障害などを疑い、保健師や児童館・児童相談所などの相談窓口、小児科で相談しましょう。

イヤイヤ期にどうしても疲れてしまった場合は、子どもを一時的に預けるなどして育児と距離を置き、リフレッシュすることが有効です。

イヤイヤ期がない場合は病気?


個性の範囲であることが多いですが、虐待を受けていたりして自分の意志を伝えようとする気持ちの余裕がない場合や、心や知能の発達が遅れていて自我の成長が起こっていない場合もあるかもしれません。

最後に医師から一言


英語の言い回しで、"Terrible Twos, Horrible Threes, Wonderful Fours" というものがあります。

魔の2歳児、恐怖の3歳児、素晴らしい4歳児という意味で、どこの国でも同じ苦労があるのだと分かります。

難しいことですが、成長の一過程として見守る余裕が欲しいものです。

(監修:Doctors Me 医師)