「生理や出産がどういうものか知らない」インターセックスのモデル、ハンネ・ギャビー・オディール

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雑誌「Vogue」のカバーや数々のランウェイで活躍する、ベルギー出身のモデル、Hanne Gaby Odiele(ハンネ・ギャビー・オディール)が、男性と女性両方の特徴を持って生まれたインターセックス(両性具有)であることを公表しました。

USA TODAY」のインタビューでは、これまでタブー視されることの多かったインターセックスについて、自身の体験をもとに赤裸々に語っています。

LGBTIQのI。男女両方の生殖器をそなえて生まれてくるインターセックス

染色体やホルモンの異常から、男女両方の生殖器をそなえて生まれてくるインターセックス。国連が発表した統計によれば、インターセックスは全人口の0.05〜1.7%を占めるよう。

日本はもとより、海外でもまだまだ認知度や理解度が低い現状があります。私自身も最近まで、ハンナのような人が存在することさえ知りませんでした。

ひとつの体に男性と女性が混在するというのは、どういう感覚なんだろう...。

2度の性別適合手術で、深く傷ついたことも素直に告白

インタビューで「生理や出産がどういうものか知らない。でも男性器はないから立っておしっこをするわけでもない」と語っていたハンネ。

アンドロゲン不応症と呼ばれる状態で生まれたハンネは、10歳のころ、両親から言われるままに停留精巣を摘出しました。そのあと、モデルデビューした18歳のときには、膣を再建する手術も受けたのだそう。

自分の意志でおこなったわけではない2度の性別適合手術で、心が深く傷ついたことも告白しています。

「ただ自分らしくいて。ルールなんてない」ハンネからの心強いメッセージ

ファッションモデルとして、また表現者として、世間のタブーや偏見を打ち破り、いまではインターセックスを個性としてポジティヴにとらえるハンネ。

インターセックスであることを恥ずかしく思い、苦しむ若者たちに向けて、

何かの役割に自分を当てはめる必要なんてない。ただ自分らしくいて。ルールなんてない

と力強いメッセージを送っています。

これは、インターセックスではない私たちにだって当てはまること。体の形や性別にとらわれないで、自分が心地よさを感じるように生きていくフラットさって、見失いがちだけどとっても大切な気がします。

どこか中性的で、妖精のような不思議な魅力があふれるハンネ。

私は私なんだから。インターセックスである自分が愛おしい!

ありのままの自分を受け入れる強さとポジティヴさに、心が動きました。

[USA TODAY]

写真/gettyimages

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