仏大統領選の決選投票に進んだ中道政治運動「前進」を率いるエマニュエル・マクロン前経済相(左)と、極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン党首(2017年4月25日作成、左=16年12月11日撮影、右=16年9月11日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランス大統領選は、全く対照的なビジョンを持つ2候補が5月7日の決選投票に進んだ。一人はグローバル化を支持し欧州連合(EU)残留を掲げる中道系独立候補のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)前経済相(39)、もう一人はナショナリズムと「フランス第一主義」を唱える極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏(48)だ。

 投資銀行出身で、これまで選挙経験がなかったマクロン氏が中道政治運動を立ち上げたのはわずか12か月前だが、目下フランスの現代史上、最年少の大統領に選出される可能性が高まっている。

 北部アミアン(Amiens)の中流家庭出身で、演劇と詩の愛好家だというマクロン氏は、リセ(高校)時代の演劇教員ブリジット・トロニュー(Brigitte Trogneux)さんと恋愛結婚。マクロン氏より25歳年上のトロニューさんは、当時夫と3人の子どもを持つ既婚者だったものの、後に離婚して2007年にマクロン氏と再婚した。

 ルペン氏はマクロン氏と異なり、一貫して極右政治家として歩んできた。過激な発言を繰り返した父のジャンマリ・ルペン(Jean-Marie Le Pen)氏は2002年の大統領選で決選投票に進み、中道右派のジャック・シラク(Jacques Chirac)氏に敗れた。

 2度の離婚経験があり3人の子どもがいるルペン氏は、私生活を表に出していない。現在のパートナーはFN副党首のルイ・アリオ(Louis Aliot)氏だが、二人揃って公の場に姿を見せることは滅多にない。
【翻訳編集】AFPBB News