赤ちゃんの形をしたぬいぐるみの人形。仏パリの小児病院オピタル・ネッカーの子どもケアセンターで(2015年7月30日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】妊娠したと家族にうそをついたイタリア人の女(35)が、若いルーマニア人の女が産んだ赤ちゃんを買ったところ、赤ちゃんが混血であることに気付き、3日後に産みの母であるルーマニア人の女に返していたことが分かった。警察はこの女2人と、赤ちゃんの売買を仲介したモロッコ人の男を拘束した。

 現地メディアが29日に伝えたところによると、ルーマニア人の女はマリ人の男性と短期間交際した後にこの赤ちゃんを出産していた。イタリア人の女は2万ユーロ(約240万円)を支払ってこの赤ちゃんを買ったとされている。

 女2人は今年2月、ローマ(Rome)南方ラティーナ(Latina)の当局に電話をかけ、自宅で出産した赤ちゃんの登録手続きを問い合わせた。しかし約束の時間に姿を見せなかったため、地元警察は2人に不審な点があると判断した。

 警察がイタリア人の女から事情を聞いたところ、ネット通販で購入した腹部に付けるゴム製の装具で妊娠を偽っていたことが発覚。女は、交際相手が刑務所に収監されているなか、最近2回流産したという事情があった。ただ、買った赤ちゃんが混血であることに気付き、女性は皮膚の色について家族や知人にどう説明すれば良いか分からなくなったという。

 赤ちゃんは女の子で、警察の調べで実父がローマ市内で働いていることが明らかになった。赤ちゃんは現在養護施設に預けられているが、実父に引き取られる可能性もある。
【翻訳編集】AFPBB News